2023年11月20日 (更新:2024年01月25日)
デミオのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのデミオはリコール対応済み?デミオのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。デミオのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のデミオがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
デミオDJ型のリコール一覧12件
2021/11/12
低圧燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ
・不具合の概要
ガソリンエンジン車の低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して低圧燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
・対策
低圧燃料ポンプを対策品に交換
車台番号 |
---|
DJLAS-100002~DJLAS-101395 |
DJLFS-600004~DJLFS-607059 |
DJLFS-500095~DJLFS-500165 |
DJ3AS-502418~DJ3AS-503552 |
DJ3FS-517512~DJ3FS-525726 |
2018/7/5
DC-DCコンバータの制御プログラムが不適切なためエンジンが停止または火災に至るおそれ
・不具合の概要
減速エネルギー回生システム(i-ELOOP)を搭載した車両において、DC-DCコンバータの制御プログラムが不適切なため、電気回路が故障した場合にi-ELOOP警告灯点灯およびi-stop警告灯が点滅するとともに、通電停止のためのバイパスモードが作動しますが、プッシュボタンスタートを押して電源ポジションをOFFにした際、解除することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、DC-DCコンバータ内部の電気回路がショートし、充電不良となりバッテリが上がり、エンジンが停止するおそれがあります。または、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
エンジン制御コンピュータを点検し、点検の結果、DC-DCコンバータに異常がある場合はDC-DCコンバータを新品と交換し、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換えます。異常がない場合は、DC-DCコンバータおよびエンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換え
車台番号 |
---|
DJ5AS-100012~DJ5AS-301677 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-307302 |
2018/2/1
ディーゼルエンジンにおいて燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、エンジンが破損するおそれ
・不具合の概要
ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しません。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。
・対策
エンジン制御プログラムを対策プログラムに修正するとともに、エンジンおよびDPF(黒煙除去フィルタ)に堆積した煤を清掃
車台番号 |
---|
DJ5AS-100009~DJ5AS-302560 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-311904 |
2017/4/13
後付け用品のLED前部霧灯を取り付けた車両において右側前照灯もしくは右側車幅灯に電気が流れず、不灯となるおそれ
・不具合の概要
後付け用品のLED前部霧灯を取り付けた車両において、取り付ける際に使用するハーネスが不適切なため、右側前照灯もしくは右側車幅灯に電気が流れず、不灯となるおそれがあります。
・対策
灯火装置を点検し、不灯となる場合は、後付け用品のLED前部霧灯取付けハーネスを対策品に交換
車台番号 |
---|
DJ3AS-300005~DJ3AS-301405 |
DJ3FS-301083~DJ3FS-309503 |
DJ5AS-300004~DJ5AS-300958 |
DJ5FS-301142~DJ5FS-304785 |
2016/9/1
ディーゼルエンジンにおいて圧縮不良による加速不良や車体振動が発生し、走行中にエンジンが停止するおそれ
・不具合の概要
ディーゼルエンジンにおいて、エンジン制御コンピュータの吸入空気量制御が不適切なため、気筒内の燃料濃度が部分的に濃くなり、燃焼時に多く煤が発生することがあります。そのため、排気バルブが開いた際に煤が排気側バルブガイド周辺に入り堆積して、バルブが動きにくくなり、圧縮不良による加速不良や車体振動が発生し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。
・対策
制御プログラムを対策プログラムに修正します。また、インジェクタおよび排気側のバルブ周辺に堆積した煤を清掃
車台番号 |
---|
DJ5AS-100009~DJ5AS-110698 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-159468 |
2016/7/13
エンジンの燃料パイプにおいてコネクタボルトが緩み燃料が漏れ、火災に至るおそれ
・不具合の概要
エンジンの燃料パイプにおいて、コネクタボルトの締め付け作業が不適切なため、締め付け力が不足しているものがあります。そのため、コネクタボルトが緩み燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
燃料パイプ、パッキンおよびコネクタボルトを新品と交換し、規定トルクで締め付け
車台番号 |
---|
DJ5AS-102167 |
DJ5FS-131300~DJ5FS-139676 |
2016/4/7
燃料フィルターにおいて燃料が漏れるおそれ
・不具合の概要
燃料フィルターにおいて、ドレンプラグ取付部の平面が確保できていないため、定期点検時にドレンプラグを緩め、再締め付け作業を行うと、シール性が低下することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、燃料が漏れるおそれがあります。
・対策
燃料フィルターもしくは、燃料フィルターのドレンプラグとガスケットを対策品に交換
車台番号 |
---|
DJ5AS-101826~DJ5AS-109187 |
DJ5FS-112868~DJ5FS-151897 |
DC-DCコンバータ内部がショートし充電不良となり、警告灯等が点灯し火災に至るおそれ
・不具合の概要
DC−DCコンバータにおいて、部品の検査指示が不適切なため、過大な電圧をかけ、内部基板がダメージを負ったものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、コンバータ内部がショートし、充電不良となり、警告灯等が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
DC−DCコンバータを良品に交換
車台番号 |
---|
DJ5AS-100012~DJ5AS-103212 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-135399 |
2015/12/10
クラッチリザーブホースにおいてオイルが漏れ、変速できなくなるおそれ
・不具合の概要
マニュアルトランスミッション仕様車のクラッチリザーブホースにおいて、接続部のOリングの材質が不適切なものがあります。そのため、長期使用により当該Oリングに亀裂が発生してオイルが漏れ、最悪の場合、変速できなくなるおそれがあります。
・対策
クラッチリザーブホースを良品と交換
車台番号 |
---|
DJ3FS-100051~DJ3FS-106388 |
DJ5FS-100044~DJ5FS-100218 |
2015/11/26
エンジン補機ベルトが破断し、オルタネータやウォーターポンプが停止して警告灯が点灯し、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
エンジン補機ベルトにおいて、ベルト製造時の芯線の張力が不均等なため、ベルトの強度が低下しているものがあります。そのため、エンジンの駆動力によりベルトが破断し、オルタネータやウォーターポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。
・対策
エンジン補機ベルトを良品に交換
車台番号 |
---|
DJ5AS-100009~DJ5AS-105908 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-136879 |
燃料フィルターにおいて燃料が漏れるおそれ
・不具合の概要
燃料フィルターにおいて、ドレンプラグ取付部の平面が確保できていないため、製造時に過大なトルクでドレンプラグを締め付けた場合に、ガスケットが変形もしくは圧縮割れが発生するものがあります。そのため、そのまま使用を続けたり、定期点検時にドレンプラグを緩め、再締め付け作業を行うと、燃料が漏れるおそれがあります。
・対策
燃料フィルターを点検し、燃料が漏れている場合または、燃料フィルターの定期点検時期に該当する場合は、燃料フィルターを新品に交換。燃料フィルターのドレンプラグとガスケットを対策品に交換
車台番号 |
---|
DJ5AS-100009~DJ5AS-107036 |
DJ5FS-100032~DJ5FS-143338 |
2015/5/21
レインレールの端部処理が不適切なため手が触れると、切創するおそれ
・不具合の概要
エンジンルーム内のフロントフェンダー裏側にあるレインレールの端部処理が不適切なため、パネルエッジ部に製造工程で発生したバリ等があります。そのため、清掃時等に当該パネルエッジ部に手が触れると、切創するおそれがあります。
・対策
レインレールのパネルエッジ部にプロテクタを装着
車台番号 |
---|
DJ5FS-100032~DJ5FS-125223 |
DJ5AS-100009~DJ5AS-102757 |
DJ3FS-100048~DJ3FS-119167 |
DJ3AS-100008~DJ3AS-101178 |
デミオDE型のリコール一覧8件
2018/7/12:2013/7/4
アイドリングストップ状態からエンジンが自動で再始動した後に、まれにパワステ機能が作動しないことがある
・不具合の概要
アイドリングストップ(i-Stop)仕様車において、電動式パワーステアリング制御用コンピュータのプログラムが不適切なため、アイドリングストップ状態からエンジンが自動で再始動した後に、まれにパワステ機能が作動しないことがあり、ハンドル操作力が増大するおそれがあります。
・対策
電動式パワーステアリング制御用コンピュータのプログラムを書き換え、若しくは、電動式パワーステアリング制御用コンピュータを対策品に交換
車台番号 |
---|
DEJFS-147052~DEJFS-147053 |
DEJFS-147051~DEJFS-154967 |
DEJFS-102204~DEJFS-144217 |
2018/6/28:2016/6/30
エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損して構成部品が飛散し、乗員が負傷するおそれ
・不具合の概要
助手席側エアバッグのインフレータ(ガス発生装置)において、ガス発生剤が湿気のある状態で長期間の温度変化にさらされると劣化することがあります。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損して構成部品が飛散し、乗員が負傷するおそれがあります。
・対策
インフレータを対策品と交換
車台番号 |
---|
DE3AS-250969 |
DE3FS-100038~DE3FS-564713 |
DE3FS-700014~DE3FS-700124 |
DE5FS-100055~DE5FS-252335 |
DEJFS-100057~DEJFS-158010 |
DE3AS-100011~DE3AS-507591 |
DE3FS-100037~DE3FS-577485 |
DE3FS-700011~DE3FS-700125 |
DE5FS-100027~DE5FS-503456 |
DEJFS-100097~DEJFS-173740 |
2017/2/9
座席高さを調整するリフタリンクが破損もしくは外れて座席が傾き、正しい運転姿勢が取れなくなるおそれ
・不具合の概要
運転者席において、座席高さを調整するリフタリンクの強度が不足しているほか、リフタリンクの抜け止め防止用プッシュナットの固定方法が不適切なため、リフタリンクに亀裂が入る、または、プッシュナットが外れることがあります。そのため、そのまま使用を続けると、座席から異音やガタが発生し、最悪の場合、リフタリンクが破損もしくは外れて座席が傾き、正しい運転姿勢が取れなくなるおそれがあります。
・対策
リフタリンクを点検し、亀裂が無い場合はリフタリンクに補強ブラケットを追加するとともに、プッシュナットを2枚構造にします。リフタリンクに亀裂がある場合は、シートアジャスターユニットを対策品に交換。なお、補強ブラケットの準備に時間を要するため、年式の古い車両から順次改善措置を実施。
車台番号 |
---|
DE3AS-100011~DE3AS-350104 |
DE3FS-100037~DE3FS-353538 |
DE5FS-100027~DE5FS-350288 |
2016/4/7
前輪サスペンションにおいてナットが緩み、ナットおよびボルトが脱落し、走行不能になるおそれ
・不具合の概要
前輪サスペンションにおいて、ダンパーとナックルの締め付け作業が不適切なため、ナットの締め付け力が不足しているものがあります。そのため、そのままの状態で使用すると、当該ナットが緩み、最悪の場合、ナットおよびボルトが脱落し、走行不能になるおそれがあります。
・対策
ナットの締め付けトルクを点検し、ナットが緩んでいるものは、ボルトおよびナットを新品と交換し、規定トルクで締め付け
車台番号 |
---|
DE3AS-504925~DE3AS-505861 |
DE3FS-544558~DE3FS-576138 |
DE5FS-503316 |
DEJFS-147508~DEJFS-173393 |
2011/7/21
燃料蒸発ガスの排出を抑止するキャニスターの大気導入ホースの取り付けが不適切なため基準値を超える燃料蒸発ガスが排出するおそれ
・不具合の概要
燃料蒸発ガスの排出を抑止するキャニスターの大気導入ホースの取り付けが不適切なため、当該ホースが車体と燃料タンクの間に挟まっているものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとパージ流量が低下し、キャニスターの掃気が不十分となるため、基準値を超える燃料蒸発ガスが排出するおそれがあります。
・対策
大気導入ホースの組み付け状態を点検し、ホースが挟まっている場合は、正規の組み付け状態に修正
車台番号 |
---|
DEJFS-100609~DEJFS-102759 |
2007/7/26
駐車ブレーキ操作時にブレーキケーブルがイコライザから外れ、駐車制動能力が低下するおそれ
・不具合の概要
駐車制動装置のイコライザ(駐車ブレーキの操作力を左右の車輪に均等に振り分ける装置)において、ブレーキケーブル組付部の隙間が広いものがあります。そのため、ブレーキケーブルが当該隙間に入り込み、最悪の場合、駐車ブレーキ操作時にブレーキケーブルがイコライザから外れ、駐車制動能力が低下するおそれがあります。
・対策
イコライザの隙間を再かしめ
デミオDY型のリコール一覧8件
2008/4/10
ブレーキ操作を繰り返し行うと、制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
エンジン制御コンピュータのアイドリング回転数制御プログラムが不適切なため、高外気温下でエアコンを作動させ、一定車速で高速走行を継続した場合、アクセルペダルを戻してもエンジン回転が下がりにくくなることがあります。そのため、ブレーキ倍力装置に供給される負圧が不足し、最悪の場合、ブレーキ操作を繰り返し行うと、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
エンジン制御コンピュータのプログラムを書き替え
車台番号 |
---|
DY3R-200005~DY3R-208892 |
DY3W-400030~DY3W-508290 |
DY5R-200007~DY5R-201385 |
DY5W-400019~DY5W-414530 |
2007/12/6
ワイヤーが切れて車いすを固定できなくなるおそれ
・不具合の概要
スロープ式車いす移動車において、車いす固定用ワイヤーがねじれやすいため、ワイヤーを滑車に保持するためのカバーが動き、ワイヤーが滑車から外れる場合があります。そのため、ワイヤーがカバーと干渉し、最悪の場合、ワイヤーが切れて車いすを固定できなくなるおそれがあります。
・対策
ワイヤー一式を対策品に交換します。また、カバーが動いている場合は、カバーを正規に取り付け
車台番号 |
---|
DY3W-114677~DY3W-499360 |
DY5W-113596~DY5W-413456 |
2007/5/31
前輪緩衝装置のコイルスプリングが破損してダンパーが外れ、走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
前輪緩衝装置のコイルスプリングの設計が不適切なため、路面からの衝撃により、ストラットマウントのダンパー取付け部に過大な応力が発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該取付け部に亀裂が生じ、最悪の場合、破損してダンパーが外れ、走行不能に至るおそれがあります。
・対策
フロントコイルスプリングを良品と交換するとともに、ストラットマウントを新品に交換
車台番号 |
---|
DY3R-206524 |
DY3W-478587~DY3W-478591 |
DY5W-411158 |
❶クラッチの液圧が低下するものがあり、クラッチが切れなくなり走行不能となるおそれ
・不具合の概要
クラッチマスターシリンダー内のピストンカップの材質が不適切なため、当該ピストンカップが早期に摩耗することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、シール不良となり、クラッチの液圧が低下するものがあり、最悪の場合、クラッチが切れなくなり走行不能となるおそれがあります。
・対策
クラッチマスターシリンダーを対策品と交換。
❷コイルスプリングが折損しタイヤと干渉、タイヤが損傷して、走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
緩衝装置において、フロントコイルスプリングシートとコイルスプリングの組み合わせが不適切なため、コイルスプリングが当該シートと干渉するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該スプリングの塗装が剥がれて錆が発生し、折損することがあり、最悪の場合、折損したスプリングとタイヤが干渉し、タイヤが損傷して、走行不能に至るおそれがあります。
・対策
コイルスプリングを対策品と交換するとともに当該スプリングの防錆プレート(亜鉛製プレート)を当該スプリングとフロントコイルスプリングシートの間に装着。
車台番号 | 該当 |
---|---|
DY3W-100043~DY3W-276324 | ❶❷ |
DY3W-300011~DY3W-415389 | ❶❷ |
DY3W-415396~DY3W-451588 | ❶ |
DY3R-100010~DY3R-201284 | ❷ |
DY5W-100059~DY5W-255782 | ❶❷ |
DY5W-300003~DY5W-402956 | ❶❷ |
DY5W-402958~DY5W-408012 | ❶ |
DY5R-100008~DY5R-200280 | ❷ |
2006/8/3
コイルとイグナイタが溶損し、エンジン不調となり、エンストし再始動不能に至るおそれ
・不具合の概要
原動機のイグニッション・コイルの製造工程が不適切なため、イグニッション・コイルに内蔵されているイグナイタを損傷させたものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると当該コイルとイグナイタが溶損し、エンジン不調となり、最悪の場合、エンストし再始動不能に至るおそれがあります。
・対策
イグニッション・コイルを良品と交換
車台番号 |
---|
DY3R-200005~DY3R-201985 |
DY3W-400029~DY3W-426587 |
DY5R-200007~DY5R-200410 |
DY5W-400019~DY5W-404751 |
2003/4/17
前照灯、車幅灯及びフォグランプが点灯しなくなるおそれ
・不具合の概要
灯火装置の灯火スイッチにおいて電気配線の組付けに不適切なものがあるため、方向指示器操作レバーを繰り返し操作すると、当該電気配線がコネクター部から外れ、又は方向指示器操作レバーのカバー部と接触して断線し、前照灯、車幅灯及びフォグランプが点灯しなくなるおそれがある。
・対策
灯火スイッチを確認し、対象となるものは灯火スイッチユニットを良品と交換
常時通電状態となって方向指示器が作動したままとなるおそれ
・不具合の概要
灯火装置の灯火スイッチにおい接点のメッキ処理に不適切なものがあるため、方向指示器操作レバーを繰り返し操作すると、当該接点が異常磨耗し、磨耗粉によって回路が短絡し常時通電状態となって方向指示器が作動したままとなるおそれがある。
・対策
灯火スイッチを確認し、対象となるものは灯火スイッチユニットを良品と交換
車台番号 |
---|
DY3W-100043~DY3W-200694 |
DY5W-100059~DY5W-200062 |
2002/11/12
燃料満タン時に当該燃料ポンプユニット取付け部から燃料が漏れ、火災に至るおそれ
・不具合の概要
燃料装置において、燃料ポンプユニットを燃料タンクに固定する樹脂製ナットの締付けが不適切なため、当該ナットを斜めに締付けたものがあり、そのままの状態で使用を続けると、燃料満タン時に当該燃料ポンプユニット取付け部から燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・対策
当該樹脂製ナットを緩めて外し、再締付け
室内ヒータにおいてクイックコネクタが抜けてエンジン冷却水が漏れ、オーバーヒートし、走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
室内ヒータにおいて、ヒータユニットのパイプとヒータホースを接続する継手部の嵌合が不十分なものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該継手部のクイックコネクタが抜けてエンジン冷却水が漏れ、オーバーヒートし、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
・対策
継手部の嵌合状態を点検し、確実に接続
車台番号 |
---|
DY3W-100043~DY3W-121020 |
DY5W-100059~DY5W-110931 |
デミオDW型のリコール一覧4件
2015/10/16
イグニッションスイッチが発熱、発煙し、火災に至るおそれ
・不具合の概要
イグニッションスイッチにおいて、スイッチ内部の接点に過剰な量のグリスが塗布されたため、スイッチ操作時に発生するアーク放電の熱によりグリスが炭化して可動接点と固定接点間に堆積し、スイッチ内部の絶縁性が低下することがあります。そのため、そのまま使用を続けると接点間が導通してスイッチが発熱、発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
イグニッションスイッチを対策品に交換
車台番号 |
---|
DW3W-100014~DW3W-389651 |
DW5W-100012~DW5W-220825 |
2004/9/9
燃料減圧装置(レギュレータ)において燃料ガスが高圧のまま低圧側減圧器に流出し、安全弁から外部に漏れるおそれ
・不具合の概要
圧縮天然ガス車の燃料減圧装置(レギュレータ)において、高圧側減圧器内部のバルブシート部の寸法およびオーリングの硬度が不適切なため、当該オーリングが変形又は破損することがあります。そのため、燃料ガスが高圧のまま低圧側減圧器に流出し、安全弁から外部に漏れるおそれがあります。
・対策
高圧側減圧器を対策品に交換
車台番号 |
---|
DW5W-301727~DW5W-504191 |
2003/2/20
テールパイプが破断してブレーキパイプと干渉し、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
車いすを収納する福祉車両の排気管において、主消音器(メインサイレンサー)後方のテールパイプの強度が不十分なため、長時間のアイドリング状態での使用を繰り返し行った場合、当該テールパイプのフランジ部に亀裂が発生し、そのままの状態で使用を続けると、テールパイプが破断してブレーキパイプと干渉し、最悪の場合、ブレーキパイプに穴があき、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがある。
・対策
テールパイプを対策品と交換するとともに、万一、テールパイプが破断してもブレーキパイプと干渉しないように、リアフロアパンにブレーキパイプとの干渉防止用プロテクターを取付け
車台番号 |
---|
DW3W-192483~DW3W-234084 |
DW3W-300060~DW3W-552008 |
DW3W-600034~DW3W-753921 |
DW5W-148453~DW5W-156397 |
DW5W-200217~DW5W-504259 |
1999/7/8
変速機が破損して走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
3速自動変速機において、当該変速機内部のリングギヤ取付けボルトのねじ穴に加工不良のものがあり、そのままの状態で使用を続けると、当該取付けボルトが緩み、ミッションケースと干渉して異音が発生し、最悪の場合、当該変速機が破損して,走行不能に至るおそれがあります。
・対策
自動変速機を良品と交換
車台番号 |
---|
DW3W-361645~DW3W-364344 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもデミオオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。