ジムニーのリコール一覧と対応方法を解説 | CARTUNEマガジン
ジムニーのリコール一覧と対応方法を解説

2023年11月21日 (更新:2024年01月18日)

ジムニーのリコール一覧と対応方法を解説

あなたのジムニーはリコール対応済み?ジムニーのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。ジムニーのオーナーなら一度は確認しておきましょう!

自動車のリコールについて

しば丸さんのジムニーJB64Wの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:しば丸さんの投稿

リコール制度

自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。

リコールの対策は有料?無料?

自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。

リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。

リコールの確認方法

Y KさんのスイフトスポーツZC32Sの画像
スズキのリコール通知
引用元:Y Kさんの投稿

リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!

メーカー販売店で購入した場合

新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。

中古車販売店で購入した場合

一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。

中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!

リコール対象だった場合の対応

リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。

❶ディーラーへ連絡

まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。

❷整備工場の予約

ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。

また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!

❸対策の実施

対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!

ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のジムニーがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。

ジムニーJB64型のリコール一覧 7件

しば丸さんのジムニーJB64Wの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:しば丸さんの投稿

2021/9/9

マニュアルシフトレバーシャフトからオイルが漏れ、走行不能に至るおそれ

・不具合の概要

自動変速機のマニュアルシフトレバーシャフトのオイルシールにおいて、シャフトの組付治具が不適切であったため、オイルシールのリップがめくれているものがあります。そのため、当該部位からオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。

・対策

自動変速機のオイルシールを点検し、オイルシールのリップめくれ、オイル漏れのあるものは自動変速機を良品に交換。

車台番号
JB64W-202124~JB64W-205521
JB74W-138880~JB74W-139603

2021/5/14

燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ

・不具合の概要

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

・対策

低圧燃料ポンプを対策品と交換

車台番号
JB64W-100092~JB64W-112388

ドアミラーの補助方向指示器等が作動しなくなるおそれ

・不具合の概要

運転席ドアおよび助手席ドアのワイヤハーネスにおいて、設計が不適切なため、ドア開閉の繰り返しにより、配線が断線することがあります。そのため、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、ドアミラーの補助方向指示器等が作動しなくなるおそれがあります。

・対策

運転席ドアおよび助手席ドアのワイヤハーネスを対策品に交換

車台番号
JB64W-100092~JB64W-181143

2021/4/19

前面ガラスと後面ガラスが接着剤から剥離して脱落するおそれ

・不具合の概要

前面ガラスと後面ガラス(以下ガラス)において、ガラスの接着工程で接着するための下塗り剤(プライマー)塗布が不適切であったため、ガラスの接着力が弱いものがあります。そのため、水漏れが発生し、最悪の場合、ガラスが接着剤から剥離して脱落するおそれがあります。

・対策

新品ガラスを適切に取り付け

車台番号
JB64W-164514~JB64W-164863

2020/11/6

ブレーキ液が漏れ制動力が低下する、燃料蒸発ガスパイプが損傷して燃料蒸発ガスが漏れるおそれ

・不具合の概要

ブレーキパイプにおいて、車体への固定位置が正規の位置と異なる位置に組み付けられているため、当該パイプが車体及び燃料蒸発ガスパイプと接触するものがあります。

そのため、当該パイプが損傷してブレーキ液が漏れ制動力が低下する、また、燃料蒸発ガスパイプが損傷して燃料蒸発ガスが漏れるおそれがあります。

・対策

ブレーキパイプの組み付けを正しい位置に修正

燃料フィラーホースにおいて燃料が漏れるおそれ

・不具合の概要

燃料フィラーホースにおいて、組み付け方向が誤っているため、当該ホースが変形しているものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該ホースに亀裂が発生し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがあります。

・対策

燃料フィラーホースを新品に交換し、正しい方向で組み付け

車台番号
JB64W-159617~JB64W-167672

2019/7/10

燃料が漏れるおそれ

・不具合の概要

燃料ホースの成形管理が不適切なため、弾性が不足しているものがあります。そのため、当該ホースがエンジンの熱や振動により変形してステアリングシャフトに接触し、最悪の場合、当該ホースが損傷して燃料が漏れるおそれがあります。

・対策

燃料ホースを良品と交換

車台番号
JB64W-100092~JB64W-121516

2018/12/26

駆動系部品が損傷し、走行不能となるおそれ

・不具合の概要

フロントデファレンシャルの組み付け作業管理が不適切なため、減速比の異なるフロントデファレンシャルを組み付けたものがあります。そのため、四輪駆動走行時に前輪と後輪に回転差が生じて走行性能が低下し、最悪の場合、駆動系部品が損傷し、走行不能となるおそれがあります。

・対策

フロントデファレンシャルを正規品に交換

車台番号
JB64W-111194~JB64W-111356

ジムニーJB23型のリコール一覧 6件

suzukenさんのジムニーJB23WDIYの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:suzukenさんの投稿

2020/10/1

コイルスプリングが折損するおそれ

・不具合の概要

フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗装が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがあります。そのため、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがあります。

・対策

フロントコイルスプリングを対策品に交換

車台番号
JB23W-695655~JB23W-782034

2014/5/15

かじ取り性能が低下するおそれ

・不具合の概要

前輪の緩衝装置において、ラテラルロッドとアクスルハウジングを結合する締結構造が不適切なため、締結ボルトが緩み、異音やハンドル振動が発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該ボルトが脱落し、最悪の場合、かじ取り性能が低下するおそれがあります。

・対策

前輪の当該結合部にばね座金を追加するとともに、強度を上げた対策ボルトに交換し、改善した規定トルクで再締め付けします。また、市場における整備時に部品が混同されることを防止するため、後輪についても同様の改善措置を実施。

車台番号
JB23W-680014~JB23W-708971

2007/2/15

シャフトがシフトレバーから外れ、シフトができなくなるおそれ

・不具合の概要

(1)手動変速機付車において、ギヤシフトコントロールジョイントとアーム結合部の樹脂製ブッシュの構造が不適切なため、固定ナットの締付トルクが不足しているものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該ナットが脱落し、最悪の場合、シャフトがシフトレバーから外れ、シフトができなくなるおそれがあります。

(2)手動変速機付車において、ギヤシフトコントロールジョイントの固定ナットが締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該ナットが脱落し、最悪の場合、シャフトがシフトレバーから外れ、シフトができなくなるおそれがあります。

・対策

ナット締付作業完了のマーキングを確認し、マーキングがない場合には、当該ナットにゆるみ防止剤を塗布し、規定トルクで締め付け。

車台番号
JB23W-516994~JB23W-520773

2005/7/28

走行不能や加速不良や後退不能となるおそれ

・不具合の概要

自動変速機のオイルストレーナの容量が不足しているため、クラッチ摩耗粉によりオイルストレーナが目詰まりし、作動油圧が不足することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行不能となるおそれがあります。または、作動油圧変動が大きくなり自動変速機内シフトソレノイド(No.1)のブラケットが破損し、フロントクラッチの作動油圧が不足して加速不良や後退不能となるおそれがあります。

・対策

オイルストレーナを容量アップした対策品と交換するとともに、補強ブラケットを追加

車台番号
JB23W-100059~JB23W-125412
JB23W-200010~JB23W-208859
JB23W-210001~JB23W-242251
JB23W-310014~JB23W-348640

2003/1/28

シフト操作ができなくなるおそれ

・不具合の概要

手動変速機付車の動力伝達装置において、ギヤシフトシャフトの組付け方向が不適切なため、ボルトの座面が着座しないものがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ボルトが緩んで脱落し、シフト操作ができなくなるおそれがあります。

・対策

ギヤシフトレバーリヤケースセットを良品と交換

車台番号
JB23W-324514~JB23W-324854

2001/8/30

シフト操作ができなくなるおそれ

・不具合の概要

手動変速機付車の動力伝達装置において、シフトレバーの固定作業の際のグリースの除去作業が不適切なため、ネジ穴にグリースが付着し、ゆるみ防止剤の効果を失っているものがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ボルトが緩んで脱落し、シフト操作ができなくなるおそれがあります。

・対策

ネジ穴のグリースを拭き取るとともにボルトを対策品と交換

車台番号
JB23W-100052~JB23W-125380

リコール対応は早めがおすすめ!

nobuさんのジムニーJB64Wの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:nobuさんの投稿

ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。

CARTUNEではリコールに関する投稿などもジムニーオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。

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