一世を風靡したデジタルメーターを特集!

2019年11月14日

一世を風靡したデジタルメーターを特集!

label車雑学

ハイソカーブームと共に一世を風靡したデジタルメーター

1980年代のハイソカーブームの頃、多くの車にデジタルメーターが採用されました。通称「デジパネ」と呼ばれ、最先端装備・上級グレードの証にもなったことで、国産メーカー各社は競うように新型車に取り入れていきます。様々なモデルにラインナップされ、その表示方式も様々でした。

当時のデジタルメーターの特徴

現行車両でもプリウスをはじめ、デジタル表示のメーターを採用している車は決して少なくありません。ですが、当時のものは機能面で多くの点が異なります。

表示は液晶ではなく、当時開発されたばかりの緑黄色LED、その後にFL管表示へと変わりました。当然、表示できる色数も限られたシンプルなもの。

現代では当たり前になったスイッチでの画面切り替えには対応しておらず、車両の様々な情報を表示させる事も出来ませんでした。

それでも、間接照明のアナログメーターが普通だった時代には憧れの装備。ハイソカーとして代表的なGX71系マークⅡ 3兄弟のデジタルメーターは、タコメーターのバーグラフ表示が陰影を引くように表示されるなど、先進的なデザインとその美しさに皆が憧れました。

トヨタ・マークⅡ 3兄弟

タコメーターのバーグラフ表示が陰影を引くように動くのが印象的なマークⅡ。当時、アクセルを吹かして左右に動く様子を感動しながら見ていたのを思い出します。

トヨタ・ソアラ

緑黄色LEDを用いたバーグラフ表示式のタコメーターからFL管表示に変更されたのが、Z20系ソアラのデジタルメーター。シフトポジションを始め、電子制御サスペンション「TEMS」のモード表示なども集約されています。

ソアラは次のZ30型でも引き続きデジタルメーター搭載車をラインナップ。モデルチェンジと共に視認性が向上していきました。

トヨタ・レビンとトレノ

86レビンの貴重なデジタルメーター。タコメーターがLED、スピードメーター他がFL管です。初代ソアラのデジタルメーターに通じるデザインですね。

日産・セドリックとグロリア

日産もセドグロにデジタルメーターを搭載しますが、トヨタほどは採用車種を拡大しませんでした。高級車を中心に、やはりこちらもFL管表示のデジタルメーターを搭載しています。タコメーターの表示が横一文字のトヨタと比べて、アナログメーターに近い半円表示なのが日産のデジタルメーターの特徴でした。

日産・レパード

貴重なレパードのデジタルメーター。液晶表示でFL管よりもグラフィカルな表示を実現しています。液晶パネルは経年劣化で滲みが発生したりパネルの故障率が高いですが、こちらは美しい表示を保っています。オーナーの管理の良さがうかがえますね。

三菱・コルディア

三菱車のデジタルメーターはオレンジを基調にしており、トヨタや日産とは異なる雰囲気です。コルディアのほか、トレディアなどのスポーティーカーに採用されたことも関係するのでしょう。

その他、マツダ・ルーチェやコスモに搭載されたデジタルメーターでは、カセットレコーダーのレベルメーターのようにタコメーターが上下二段の表示になっていたり、いすゞ・ピアッツァには多機能表示のメーターが搭載されました。

まとめ

今回は、LEDやFL管を使った80年代末から90年代初頭のデジタルメーターを振り返ってみました。現代のフル液晶表示と基本的なデザインは似ている感じもしますが、当時は先進性をアピールするのに最適な装備でした。

近年では、デジタルメーターの修理が困難なために、別グレード用のアナログメーターに換装しているケースも見られるようになってきました。それだけに、現在も問題なく機能しているメーターは非常に貴重といえるでしょう。