PCDを変換することのできるスペーサーの紹介

2019年06月04日

PCDを変換することのできるスペーサーの紹介

labelホイール

お気に入りのホールを持っているけど車を乗り換えてしまってホイールのPCDが合わないから取り付けができない…。私も何度か体験したことがありますが、どうしても気に入っているホイールなら、しっかりと使いたいですよね?今回はPCDを変換して、お気に入りのホイールを装着できるPCDチェンジャーについて紹介をしていきます。

PCDについて知らない方のためのPCDの基本PCDという言葉が冒頭から出ていますが、一体何を指している言葉なのでしょうか?PCDチェンジャーをご紹介する前にまずはPCDについて解説をしますのでご覧ください。

定義

「PCD」とはホイールの各ボルト穴の中心点を結んでできた円の直径を表したもので、単位はmmで表されます。Pitch Circle Diameterが略されてPCDと呼ばれていますが、日本語に訳すとナット座ピッチ直径という言葉になります。車のホイールを固定する全てのハブボルトの中心を通る仮想円の直径を意味しています。

この数値はメーカーやモデルごとに決められており、車両総重量などによってハブボルトの太さが違うことがあります。軽自動車や小型車では4穴ホイール、それ以上は5穴が一般的です。トラックやSUVなどでは6穴以上の物もありますが、総輪数が少なく一輪あたりの荷重が大きくなる場合には10穴などの物があります。

たとえハブボルトの穴数があっていても、数値自体が変わってしまうと取り付け位置は当然変わってしまいますので異なるホイールを装着することはできません。

PCDの定番サイズ

日本国内の定番PCDは100/4H・110/5H・114.3/5Hが採用されています。一部の車両では100/5H・120/5H・139.7/6Hなども採用されています。スズキ/ジムニーは139.7/5Hなど、少々特殊なサイズの車両もありますのでホイールを購入する際は気をつけてください。

日本国内でも、よく見かけるインポートカーは国産車とは違う規格のPCDも多く使われています。

BMW メルセデスベンツ アウディ VW プジョー スマート
112/5H・120/5H 112/5H 108/4H・112/5H 112/5H・130/5H 108/4H・5H 110・112/3H

PCDがホイール選びに大切な理由定義の部分でも触れていますが、ホイール選びの際にPCDが重要視されるのは仮想円の直径が合致しないとホイールを取り付けることができない為です。反対に言ってしまうと仮想円の直径が合致するとホイール自体を固定することはできます(リム幅やリム径、タイヤサイズなどの条件次第ではちゃんと装着できたと言える場合もあります)

PCD変換スペーサーの役割・構造ではPCD変換スペーサーというものはどう言った製品になるのでしょうか?役割や構造を見ていきましょう。

役割純正で使われているハブボルトの仮想円の直径を別の規格の直径に変更し、手持ちの、もしくは他車のホイールを装着するための製品。スペーサーとしての機能も持ち合わせているので車体のコーナリング性能や直進安定性などの特性を変更もできます。

構造

構造は厚みを持たせたアルミなどの素材で作られた円形の板に車体側の仮想円の直径と同じナットホールが作られており、その付近にホイール側の取り付けボルトの仮想円が大径化または小径化されたものが取り付けられています。

あくまで用途としてはPCDの変換がメインになるのですが、スペーサー機能を持ち合わせていますので車体からタイヤ/ホイールが出てしまうのであれば整備不良として罰則などが与えられる事もありますので、この場合は継続使用は控えてください。

PCD変換スペーサーを使用するメリットとデメリットでは、PCD変換スペーサーを使用することによるメリットやデメリットを見ていきましょう。

メリット

PCDの定番サイズでご紹介しましたが100/4Hや114.3/5Hは定番中の定番で、ホイールの選択肢が飛躍的に広がりますし、114.3/5Hには軽量かつ高強度のホイールが安価で多数販売されています。旧規格の車両にも現行販売されているホイールを装着することができるので中古ショップなどで揃えていくとリーズナブルにクルマのイメージチェンジが行えます。

デメリットワイドトレッドスペーサーのようにハブボルトに装着する形となってしまうのですが、ホイールは本来ホイールとハブの圧着により固定されていますが。スペーサーが入る事によりスペーサーのたわみなどが邪魔をして正しい力で均等に締め付けがされにくくなってしまいます。均等に圧着力が働いていないとボルトが折れてしまう事もあります。

製品に使われているスペーサー部とスタッドボルト部の材質によっては、強度の相性が悪く締め付けの際スペーサー側のスタッドが傷ついて緩んでしまい、圧着強度が下がってしまうものもありますので強度がしっかりとしているものを選択してください。

まとめ

今回はホイールの選択肢を広くし、価格を抑えることができるPCD変換スペーサーについてのご紹介でした。メーカーによって強度や厚みが違う事もありますが、PCDチェンジャーという名前でも調べることができますので、どうしてもこのホイールじゃないと満足できない!という状況に出くわしてしまった時にはぜひ活用してみてください。