RBオデッセイのヘッドライトをカスタムするには? | CARTUNEマガジン
RBオデッセイのヘッドライトをカスタムするには?

2019年06月11日 (更新:2020年08月11日)

RBオデッセイのヘッドライトをカスタムするには?

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ロールーフミニバンの代表格、ホンダ・オデッセイ。かつては高い人気を集めていたオデッセイでしたが、昨今はロールーフミニバンの人気が低くなっていることもあって、その影が薄くなりつつあります。しかし、カスタムベースとしてのRB型オデッセイの人気は健在です。今回はRB型オデッセイのヘッドライトカスタムに関する情報をお届けします!

ヘッドライトカスタムの基本

なっちゃん (Epicurean No.021)さんのオデッセイRB1の画像
なっちゃん (Epicurean No.021)さんのオデッセイRB1の画像

当時としては革新的だったロールーフミニバンとして一世を風靡したホンダ・オデッセイ。両側スライドドアなどミニバンにとって必需品ともいえる装備は採用されていませんでしたが、そのスポーティーな走りとスタイリングによって大勢の人を虜にしました。

現在ではRC型オデッセイが販売されていますが、RC型オデッセイは他社のミニバンに追随して全高が高くなってしまいました。その一方で、オデッセイ本来の魅力が備わっているRB型オデッセイは今でも高い人気を集めています。

今回はそんなRB型オデッセイで定番のカスタムとも言えるヘッドライトカスタムに注目してみました。元々強面な顔つきをしているRB型オデッセイですが、ヘッドライトカスタムを施すことによってさらに迫力のあるフロントマスクに仕上げることが可能です。

2世代前のモデルであるRB1/2型オデッセイを中心にお話を進めていきますが、もちろん先代モデルにあたるRB3/4型オデッセイにも触れています。ヘッドライトカスタムを検討しているRB型オデッセイオーナーはぜひ参考にしてください。

ヘッドライトインナーの色を変える

ヘッドライトインナーの色を変えるのは、ヘッドライトカスタムの中でも定番の方法です。一般的な車は、ホワイトやシルバーメッキのインナーカラーを採用していることが多いと思いますが、あえてインナーカラーを変更することで、フロントマスクから受ける印象が大きく変わります。

どちらかと言うと強面な顔つきに仕上がることが多いので、フロントマスクに迫力を与えたい人にオススメです。CARTUNEでは多種多様なインナーカラーをチェックすることができます。

その中でも定番色と言えるのがブラック。インナーカラーをブラックに塗装することで目元に引き締め効果をプラスすることができます。

また、後述するヘッドライト加工を施した際に加工した箇所を強調することが可能です。

ヘッドライトの光らせ方を変える

ヘッドライトカスタムには、ヘッドライトの光らせ方を変えるという手法もあります。むしろ、インナーカラーの変更よりも定番のヘッドライトカスタムです。

インナーカラーの変更と合わせてカスタムすれば、ヘッドライトの加工箇所をさらに強調することができるようになります。ライトの光らせ方を変えるカスタムは様々な種類がありますが、今回はその中でも4種類の手法をピックアップしました。

それがプロジェクター加工・イカリング加工・シーケンシャルウインカー加工・アクリル加工です。どれもRB型オデッセイにはもってこいのヘッドライトカスタムとなっています。

もちろん、ヘッドライトのカスタムに正解や間違いがあるわけではないので、車検に適合する範囲内であれば問題はありません。最低限のラインとして、人に迷惑をかけることのないカスタムにとどめておきましょう。

プロジェクター

まず初めに紹介するヘッドライトカスタムのひとつ、それがプロジェクター加工です。プロジェクター加工とは丸型プロジェクターライトと呼ばれるパーツを車のヘッドライトに埋め込むカスタムのこと。RB型オデッセイのヘッドライトカスタムとしては定番中の定番です。

近年は丸型プロジェクターライトが標準装備されていますが、ひと昔前はマルチリフレクターリライトが主流で、丸型プロジェクターライトの採用は一部の車種に限られていました。RB型オデッセイにプロジェクター加工を施すことで、近代的な顔つきに仕上げることが可能です。

RB型オデッセイのプロジェクター加工の中でオーソドックスなのは、汎用品の3連プロジェクターライトをインストールすること。3連プロジェクターライトを埋め込むことでRB型オデッセイの眼力をさらに強調され存在感のあるフロントマスクに変貌を遂げます。

イカリング

続いて紹介するヘッドライトカスタムがイカリング加工です。揚げ物を連想してしまうネーミングですが、車に置けるイカリングとは輪っか型の発光機のことで、丸型プロジェクターライトの周囲を縁取るように発光してシャープなフロントマスクに仕上げることができます。

元々は一部のBMW車に採用されていた「コロナリング」が始まりです。現在はひと段落していますが、イカリング加工は車のカスタムユーザーの中で一斉を風靡したトレンドでした。イカリング加工もRB型オデッセイによく用いられるヘッドライトカスタムになります。

標準装備されている丸型プロジェクターライトにイカリングを組み込むパターンもあれば、元からイカリングが備わっている丸型プロジェクターライトに交換するというパターンもあります。どちらにせよ、RB型オデッセイの目力を強調するにはうってつけです。

シーケンシャルウィンカー

昨今のトレンドとなっているシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)。それは、内側から外側に向かって流れるように点滅するウインカーのことを指します。元々はアウディやレクサスをはじめとする高級車ブランドならではの装備でした。

ところが、近年では普通車だけでなく軽自動車にまで採用例のある人気装備のひとつとなっています。元々が高級車ブランドならではの装備ということもあって、RB型オデッセイに流れるウインカー加工を施せば、ラグジュアリー感と特別感に浸ることができるでしょう。

プロジェクター加工やイカリング加工も同様ですが、それらの加工をオーナーが見る機会がほとんどないため完全に自己満足のヘッドライトカスタムになります。しかし、愛車のウインカーが流れる様子は本当にカッコよく見えますよ。

アクリル加工

最後に紹介するヘッドライトカスタムはアクリル加工です。アクリル加工とはアクリル板をヘッドライトインナーに埋め込むカスタム手法のこと。アクリル板の内側からLEDライトなどで光を当てることによってアクリル板を面発光させることができます。

これによりアクリル板が幻想的に浮かび上がるので、夜間はデイライトのような雰囲気を醸し出すことができるのです。デイライトは近年の車にしか採用されていない装備ですが、アクリル加工を施すことによってRB型オデッセイのヘッドライトが近代的に仕上がります。

アクリル加工を施すためにはヘッドライトインナーを一部カットする必要があるため、ヘッドライトカスタム初心者にはあまりおすすめできる手法ではありません。また、アクリル加工を施す箇所によって雰囲気が変わるのでセンスが問われるカスタム手法となっています。

流石はプロ!業者によるヘッドライトカスタム!

ヘッドライトのカスタムは、LED加工を専門とする業者に依頼するのが一般的です。LED加工業者は、私たちの要望に沿ってヘッドライトを加工してくれるので、依頼段階で想像しているカスタムヘッドライトを忠実に再現してくれます。

もちろん、綺麗な仕上がりを求めないのであればDIYでヘッドライト加工を施すこともできますが、完成度の高さを求めるのであればLED加工業者への依頼がおすすめです。LED加工業者に依頼すれば、DIYでは難易度の高い加工にもなんなく取り組んでくれます。

いまいちイメージが沸かない人もいると思うので、今回は加工業者によるヘッドライトカスタム事例を3つほどピックアップしました。どれも完成度の高いカスタムヘッドライトに仕上がっているのでぜひ参考にしてください。

LED加工専門店 球屋

引用元:https://www.e-onestop.jp/

まず最初に紹介するのは、LED加工専門店球屋のヘッドライトカスタムです。球屋のヘッドライトカスタムの中でも特に高い完成度を誇る20クラウンをピックアップしました。ブルーとホワイトのグラデーションが幻想的な雰囲気を演出しています。

ハイビーム部にプロジェクター加工を施して、片側2灯となったヘッドライトにSEリングと呼ばれるイカリング加工を施しました。さらに、ヘッドライトインナーはブラックに塗装を行いプロジェクターには間接照明も施されています。

また、各部にはアクリル加工が施されていてまさに盛り沢山なカスタムヘッドライトです。カスタムヘッドライトならではの眼力の強さが印象的なカスタムに仕上がっています。VIPカーらしいラグジュアリーな雰囲気を放っていますね。

公式サイト

GLANZ LED CUSTOM&DESIGN

続いて紹介するのは、LEDカスタムとLEDデザインを得意とするGLANZのヘッドライトカスタムです。GLANZのヘッドライトカスタムの中でも個性的な仕上がりとなっているE51型エルグランドのカスタム事例をピックアップしました。

ヘッドライト中央には粒感のあるLEDラインが施されています。その上下にプロジェクター加工が施されていますが、下側はおそらく純正流用です。上側はもともとマルチリフレクター式ライトだったところにバルカンライトをインストールしています。

2つの丸型プロジェクターライトにイカリング加工を施すことで、目力をアップ。サイドマーカー部にはアクリル加工が施されています。ホワイトとパープルのグラデーションが幻想的かつ妖艶な雰囲気を醸し出していますね。

公式サイト

ヘッドライト加工専門店 S.F.T

最後に紹介するのは、個性的なヘッドライトを多数制作している加工専門店S.F.Tのヘッドライトです。今回はS.F.Tの制作例の中でもひときわ個性的な仕上がりとなっているJF12型 N-BOXカスタムをピックアップしました。

N-BOXカスタムのヘッドライトは上下に分割されていて、上部にはハイビームロービームポジションランプが配置、下部にはアクセサリーランプとウインカーランプが配置されています。ヘッドライト下部はアクリル加工でスタイリッシュに仕上げました。

ヘッドライト上部は3連式となっていますが、そのすべてにハート柄のアクリル加工を施して個性を強調。本来、丸型プロジェクターライトを採用しているのは中央のロービームだけなのですが、この加工により3連プロジェクターライトのように見せる工夫が施されています。

公式サイト

ヘッドライトの殻割り方法

USJMさんのオデッセイRB3ライトの画像
USJMさんのオデッセイRB3ライトの画像

ヘッドライトカスタムは加工業者に依頼するのが一般的ですが、人によってはDIYでヘッドライトに加工を施す人もいます。ヘッドライトを加工するためには「殻割り」と呼ばれる、ヘッドライトユニットからレンズを取り外す作業を行わなければなりません。

今回はRB型オデッセイのヘッドライトカスタムをDIYで行いたい人のために、ヘッドライトの殻割り方法をお伝えします。ヘッドライトを殻割りするにあたって必要になるものが以下のアイテムです。

  • ダンボール
  • ヒートガン
  • 内張りはがし
  • ドライバー

ヒートガンはヘッドライトユニットを温めるために使用します。効率は悪くなってしまいますが、ヒートガンの代わりにドライヤーやヒーターを用いても構いません。出費を抑えるために代用できるものはドンドン代用していきましょう。

ヘッドライトをボディから取り外す

MARK2-Vさんの画像
MARK2-Vさんの画像

まずはヘッドライトをボディから取り外す必要があります。ヘッドライトはピンやネジで固定されていることが多いので、ドライバーや内張り剥がしを使って丁寧に取り外してください。

必ずしも必要ではありませんが、ヘッドライトを取り外す際にレンズに傷をつけたくない人は養生テープでレンズを保護しておきましょう。無事にヘッドライトを取り外すことができたら、次の手順に移ります。

段ボールの中に入れて温める

TOMOZOさんの画像
TOMOZOさんの画像

用意していたダンボールにヘッドライトを入れます。 その後、ヒートガンを差し込むための穴をダンボールに分けてください。この時、ヒートガンが放出する熱風がヘッドライトに直接当たらないように位置決めを行いましょう。

準備ができたらダンボールに蓋をしたあと、ヒートガンを差し込んでスイッチを入れます。約10~15分の間温める必要がありますが、ヒートガンやドライヤーなど、使用するものによって細かい時間は変わるので、逐一確認するようにしてください。

ヘッドライトからレンズを取り外す

IROHA@GR.SPORTさんのアクアLEDの画像
IROHA@GR.SPORTさんのアクアLEDの画像

いよいよ最後の手順です。まずはダンボールからヘッドライトを取り出しますが、このとき、熱風で温められたヘッドライトは素手で触ることができないほど高温になっています。そのため、火傷しないように軍手などをつけて慎重に作業を行ってください。

ヘッドライトを取り出したら、ヘッドライトユニットからレンズを取り外します。両手で引っ張ってレンズが外れる様子がなければ、それはきちんと温まってない証拠です。フライトユニットとレンズに隙間ができたら、レンズが閉じないように内張りはがしを差し込みましょう。

CARTUNEユーザーのカスタム実例

最後にCARTUNEユーザーのオデッセイのヘッドライトカスタム事例を紹介します。今回ピックアップしたカスタム事例は5種類です。カスタムベースとしての需要が高いRB1/2型オデッセイのカスタム事例を中心にピックアップしています。

もちろん、RB3/4型オデッセイも紹介しているので、RB型オデッセイオーナーはぜひ参考にしてください。どれも個性的かつ完成度も高いヘッドライトカスタムに仕上がっているので、これからヘッドライトカスタムを愛車に施したい人は必見です!

拓哉さんのカスタム事例

拓哉さんのオデッセイRB1の画像
拓哉さんのオデッセイRB1の画像

まず最初に紹介するのは、拓哉さんのヘッドライトカスタム事例です。拓哉さんは、2世代前のモデルであるRB1型オデッセイにヘッドライトカスタムを施しています。

ロービーム部に3連プロジェクターをインストールすることで、ハイビーム部と合わせて4連ヘッドライトとなり、スタイリッシュな仕上がりを実現しました。

イカリングはすべてブルーLEDを採用しており目力が強調されています。サイドマーカーをオレンジにすることでUS仕様のような雰囲気も取り入れていることがわかります。さらに、アイラインを装着したことによって鋭い眼光に仕上がっていますね。

Masaki(REMEMBER 奈良)さんのカスタム事例

Masaki (REMEMBER 奈良)さんのオデッセイRB1ライトの画像
Masaki (REMEMBER 奈良)さんのオデッセイRB1ライトの画像

続いて紹介するのは、Masaki(REMEMBER 奈良)さんのヘッドライトカスタム事例です。Masaki(REMEMBER 奈良)さんも2世代前のモデルであるRB1型オデッセイにヘッドライトカスタムを施しています。最も印象的なのが、ヘッドライト下部を縁取るように配置されたファイバーLEDです。

これによってスタイリッシュな印象をプラスするだけでなく、夜間での幻想的な雰囲気を演出しています。ちなみに、シーケンシャルウインカーとしての役割も備わっているそうです。これによってフロントマスクのイカツさが強調されています。

たくさんのカスタム事例

たくさんのオデッセイRB1ライトの画像
たくさんのオデッセイRB1ライトの画像

続いて紹介するのは、たくさんのヘッドライトカスタム事例です。たくさんもRB1型オデッセイにヘッドライトカスタムを施しています。迫力のある4連プロジェクターに仕上がっていますね。ハイビーム部の3連プロジェクターは、RB1型オデッセイの定番ヘッドライトカスタムであることがわかります。

ロービーム部にはプロジェクター加工が施されています。横長のヘッドライトを採用しているRB1型オデッセイだからこそ、純正同然の違和感のないカスタムに仕上がっているようです。シンプルですが、強い迫力をしっかりと感じます。

ShuNちゃんさんのカスタム事例

ShuNちゃんさんのオデッセイRB3ライトの画像
ShuNちゃんさんのオデッセイRB3ライトの画像

続いて紹介するのは、ShuNちゃんさんのヘッドライトカスタム事例です。ShuNちゃんさんは、先代モデルであるRB3型オデッセイにヘッドライトカスタムを施しています。ShuNちゃんさんのオデッセイは手前で、オデッセイには定番の3連プロジェクターをインストールしています。

左側のRB3型オデッセイもこだわりのヘッドライトカスタムが施されているようです。3連プロジェクターはインストールしていませんが、フロントグリル側のハイビーム部にプロジェクター加工を施しています。

しょう Epicurean No.024さんのカスタム事例

しょう Epicurean No.024さんのオデッセイRB3ライトの画像
しょう Epicurean No.024さんのオデッセイRB3ライトの画像

最後に紹介するのは、しょう Epicurean No.024さんのヘッドライトカスタム事例です。しょう Epicurean No.024さんはRB3型オデッセイにヘッドライトカスタムを施しています。オデッセイで定番の3連プロジェクターに加えて、ハイビーム部にプロジェクター加工を行なっているようです。

イカリングによって浮かび上がる丸型4灯が目力アップとともに、スタイリッシュかつ攻撃的な雰囲気を醸し出しています。プロジェクターには青眼加工、外側のウインカー部にはLED加工も施されている手の込んだヘッドライトカスタムです。

まとめ

ひろさんのオデッセイRB3ライトの画像
ひろさんのオデッセイRB3ライトの画像

今回はRB型オデッセイのヘッドライトカスタムについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。ヘッドライト加工は難易度の高いカスタムですが、たくさんのカスタムユーザーがヘッドライトカスタムを施しているので、その分情報源が膨大です。

まずは自分がRB型オデッセイにどのようなヘッドライト加工を施したいのか、入念にリサーチした上で検討を重ねていくことが大切だと思います。今回はRB型オデッセイをお伝えしていますが、上記で紹介したヘッドライト加工はどんな車種にも応用することが可能です。

完成度の高い仕上がりを求める人は加工業者に依頼しましょう。DIYでヘッドライト加工したいと考えている人は上記の殻割り方法を参考にチャレンジしてみてください。無事ヘッドライトカスタムが完成したら、ぜひCARTUNEに投稿してお披露目してくださいね!

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