ルーテシア!独自のハイブリッドシステムを搭載

2019年06月19日 (更新:2021年02月08日)

ルーテシア!独自のハイブリッドシステムを搭載

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欧州市場を中心に高い人気を博しているルノーのBセグメント車、ルーテシア。2019年3月にスイスで開催されたジュネーブモーターショーにて、ついに待望の新型クリオ(クリオV)が初公開されました。欧州ではすでに受注が開始されており、早くも人気モデルとなっている模様です。今回はそんな新型クリオがどんな車なのか、振り返ってみました!

ルノー・クリオの基本概要

ハ  ヤ  シさんのルーテシアRM5Mの画像
ハ ヤ シさんのルーテシアRM5Mの画像

クリオはフランスの大手自動車メーカーであるルノーが製造および販売を手がけているコンパクトカーです。欧州セグメントではBセグメントに位置するため、日本車の中ではトヨタ・ヴィッツやホンダ・フィットなどが競合車にあたります。

記念すべき初代モデルである「クリオⅠ」の登場は1990年です。シンプルなエクステリアデザインと使い勝手の良いサイズ感・実用性で人気を博しました。2代目モデルにあたる「クリオⅡ」は1998年に登場して、2005年に3代目モデルの「クリオⅢ」へとバトンタッチします。

クリオⅡに関しては、スポーティーなエンジンと専用エクステリアをまとった「16V」のみが日本市場に投入されました。クリオⅢは、傘下に収めている日産のコンパクトカー、マーチやノートとプラットフォームを共有して開発が進められています。

現行モデルのクリオIV(日本名:ルーテシア)

けんぼーさんのルーテシアRM5M1の画像
けんぼーさんのルーテシアRM5M1の画像

2019年現在、日本市場で人気を博しているモデルが「クリオⅣ」です。従来のクリオよりも独創的かつ先進的なエクステリアデザインを採用しています。

従来のモデルは3/5ドアハッチバックを採用していましたが、クリオⅣでは5ドアハッチバックに1本化。その代わり、リアドアのアウターハンドルがCピラーに隠されたことで、3ドア風のデザインとなっています。

クリオといえばスポーツモデルの「ルノースポール」が頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。クリオⅣルノースポールは1.6L直噴ターボエンジンを搭載、コンパクトなボディからは想像できない過激な走りを実現しています。

ルノー、新型クリオを発表

引用元:https://www.renault.co.uk/vehicles/new-vehicles/all-new-clio.html

2019年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2019にて5代目モデルにあたる新型クリオが初公開されました。未だ日本仕様車に関する情報は明らかとなっていませんが、クリオⅣに引き続きルーテシアという車名での発売が予想されています。

最新のコネクティビティ技術を反映させたスマートコクピットが新型クリオにも採用。インテリアの中央に欧州Bセグメントとしては最大級の9.3インチ縦型ディスプレイが配置されることになります。

メーターパネルにはデジタルコクピットを採用し、BセグメントでありながらCセグメント以上のモデルに見劣りしないハイテク装備が盛り沢山です。元々欧州市場では高い人気を誇るクリオですが、新型クリオでは欧州Bセグメントの人気No.1の維持を目指します。

6年半ぶりのフルモデルチェンジで商品力を大きく向上させた新型クリオ。日本では何かと騒がしいニュースが多いですが、日産とともにイメージ回帰を図ります。コンパクトながら高級車の雰囲気を醸し出していて、日本仕様車の発表が待ち遠しいですね。

新型クリオのデザイン

引用元:https://www.renault.co.uk/vehicles/new-vehicles/all-new-clio.html

新型クリオは、クリオⅣの外観デザインをキープコンセプトに、より攻撃的かつ迫力のあるエクステリアデザインを採用しています。

フロントグリルの大型化やフロントバンパーにエアインテークを採用するなど、ルノーの欧州Cセグメントとして人気を博しているメガーヌのデザインテイストを踏襲したフロントマスク。ややいかつい顔つきにはなりましたが、どこかコンパクトカーらしい愛嬌も感じます。

リアドアはクリオⅣと同様、アウタードアハンドルがCピラーに隠されたデザインを採用しました。これにより5ドアハッチバックであるにも関わらず、3ドアハッチバックのようなスポーティーかつ流麗なサイドビューを実現しています。

ボディサイズは全長4,050mm×全幅1,798mm×全高1,440mmです。枠組みとしては欧州Bセグメントに分類されるものの、日本のコンパクトカーと比べると、ひと回り以上大きなサイズ感となっています。特に全幅に関しては国産Cセグメント並みです。

新ハイブリッドシステム「E-Tech」搭載

引用元:https://group.renault.com/en/news/blog-renault/2019-geneva-international-motor-show-groupe-renaults-hybrid-e-tech-technology-unveiled-on-the-all-new-clio/

新型クリオには、ルノーが新たに開発した新世代のハイブリッド技術である「E-Tech」がルノー車で初めて採用されます。ルノーのエンジニアリング部門によって開発されたE-Techは、ルノー・日産アライアンスで構造部品が共有される模様です。

構成部品は2つのハイブリッドモーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのバッテリーで、新世代のガソリンエンジンと組み合わせることでその真価を発揮します。アクセルペダルだけで加減速を行う回生ブレーキも採用し、都市部の走行であればほとんどをEVモードで走行することが可能。欧州Bセグメントのガソリン車と比較して、最大40%も燃費性能が向上するとのことです。

ハイブリッド車であるにも関わらず、欧州Bセグメントトップクラスのレスポンスを実現。高い燃費性能のおかげで経済性も優れています。また、アクセルペダルだけで加減速を行う回生ブレーキも採用しました。

発進する時は極力ガソリンエンジンを始動させず、2つのハイブリッドモーターのみで加速を行います。エンジン+モーターというハイブリッド車のシステムこそ踏襲していますが、ほぼEV車といっても過言ではありません。

パワートレイン

引用元:https://www.renault.co.uk/vehicles/new-vehicles/all-new-clio.html

新型クリオに設定されるパワートレインは現状、5種類です。主力となるのは1.0L直列3気筒エンジンを搭載したベースグレードと、ベースモデルにターボチャージャーを組み合わせたスポーティーグレードの2つ。

1.5L直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したグレードも設定されているようですが、日本仕様車への搭載は明らかになっていません。また、上記でお伝えしたE-Techは1.6L直列4気筒ガソリンエンジンと組み合わせられ、2020年に登場するとのことです。

車好きとして気になるのはやはりルノースポールの設定でしょう。新型クリオにももちろんルノースポールは設定されます。1.8L直列4気筒ターボエンジンを搭載して、クリオⅣよりもさらに過激な走りが期待できる模様です。

最高出力はなんと230馬力に達することが明らかになっています。以下に新型クリオのパワートレインをまとめているので、気になる人はチェックして下さい。

ルノー公式サイト

エンジン形式 最高出力
1.0L直列3気筒 65PS/75PS
1.0L直列3気筒ターボ 100PS/130PS
1.5L直列4気筒ディーゼル 85PS/115PS
1.6L直列4気筒+E-Tech 130PS(90PS+40PS)
1.8L直列4気筒ターボ 230PS

まとめ

ハ  ヤ  シさんのルーテシアRM5Mの画像
ハ ヤ シさんのルーテシアRM5Mの画像

今回は、ついに登場した新型クリオの詳細に迫ってみました。現在日本で販売されているルーテシアも魅力的ではありますが、新型クリオもとい新型ルーテシアは多数の先進装備、個性的かつアグレッシヴなエクステリアデザイン、豊富なパワートレインで欧州Bセグメントトップクラスの魅力を誇っています。

日本での発売はまだまだ先の話になりそうですが、新型クリオの主戦場となる欧州市場ではすでに受注が開始されており、早くも人気を博しているそうです。大幅に商品価値を向上させた新型クリオの姿を早く日本で見てみたいですね。

ルノースポールの登場も待ち遠しいです。現在、ルノー車に乗っているオーナーの皆さんは、メガーヌに引けを取らない魅力が備わった新型クリオの発売を楽しみに待ちましょう!