アルテッツァの中古車を購入する際の注意点

2019年05月14日

アルテッツァの中古車を購入する際の注意点

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今では貴重な存在となったミドルクラスのFRセダン、アルテッツァ。

中古車選び全般の注意点

昔は中古車を購入する場合、まずは中古車情報誌をチェックするか、中古車販売店の店頭に並んでいる車を見て直接購入と言うのが主流だったと思います。しかし今はインターネットの時代。ほとんどの方が、まずはネットで中古車情報を調べるのではないでしょうか。

まずは、希望車種と予算をきちんと決める事が大切です。これが決まらないとなかなか購入することができません。そしてネットなどでめぼしい車が見つかったら、実際に販売店へ行って実車をチェックしましょう。

車の状態を必ず確認する

では、どのような点をチェックすればいいのでしょうか?実際に自分の目で確認する際のポイントを上げてみます。

修復歴

まずは「修復歴」があるかどうかを確認しましょう。これは現在、ネットなどの情報に記載することが義務づけられているので事前にわかることでもあります。修復歴車とは、事故などにより車のフレーム(骨格)にあたる部分に損傷を受け、修理した車のことです。フレーム部分の損傷は後々想定外の不具合・故障・事故につながる可能性があります。「修復歴有り」の車は格安で販売されていて魅力的ではありますが「修復歴有りの車は選ぶべきではない」というのが多くの意見です。

また、バンパーのみの修理、ドアのみの交換、フロントガラスの交換、ボンネットのみの交換は「修復歴有り」にはなりません。これらが修理・交換されたかどうかは、ヘッドライトとボンネット、ヘッドライトとバンパー、ボディとバンパーの隙間(チリ)が均一かどうかでチェックしましょう。

水没車

もう一つ、修復歴有りにならないもので重要なのが、「水没車」です。水没車とは沿岸・河川地域で水害を受けた車のことです。近年の大型台風や局地的豪雨などで水没車が増えています。水没車は電気系統の不具合を起こすケースが多く、後の修理費用も高額になります。水没車を見分ける方法は難しいですが、「シートベルトを最後まで引き出してみて、泥のようなシミがないか?」「空調を切った状態で、車内から雑巾のような臭いがしないか?」などで見分けることが出来ます。

エンジン・足回り等

車を外側からチェックしたら、エンジンルーム内も確認しましょう。ラジエターを支えていているラジエターサポートや左右にあるフェンダーの色を見て、色の違いをチェックします。微妙に色が違っていたら、その部分だけ再塗装している・・・つまり修理をしているということです。他にも消耗部品のゴムホースやベルトの劣化などを確認したり、オイルのにじみや汚れにも注意しましょう。

そして、実際に運転席に座りエンジンをかけてみて「異音」「大きな振動」などがないか確認します。アクセルを踏んでスムーズに回転が上下するかなどもチェックしてみましょう。試乗が可能なら試乗させていただき、サスペンションの状態、トランスミッションの状態などもチェック出来ればなお良いです。MTなら「クラッチの繋がり方はどうか?滑っていないか?」「全てのギアにきちんと入るか?」などを、ATなら「ギアが切り替わる時のショックが激しくないか?」などをチェックします。

車検の有無

車検が残っているかいないかで、実際の購入価格に差が出てきます。車検が残っていれば車両本体価格以外の費用が比較的安くてすみます。しかし、中古車の中には車検が残っていない車も多くあります。その場合は以下のようになります。

車検整備付き(車検整備込み)

車検・車検整備を実施して納車してくれます。

上記に必要な費用は車両本体価格に含まれているので、別途必要になるのは、自動車取得税、自動車重量税の法定費用を含めた諸費用だけです。次の車検までの期間は違いますが「車検が残っている」のと同じ状況です。

車検整備別

車検・車検整備を実施して納車してくれますが、車検整備費用は別途となります。車両本体価格以外に車検整備費用、自動車取得税、自動車重量税の法定費用を含めた諸費用が必要になります。

車検整備なし

購入時には車検整備は実施されません。

購入後、別途車検整備を整備工場などで実施してもらう必要があります。その際に上記と同様の法定費用・車検整備費がかかります。

現在、このような条件で販売されている中古車はほとんどみかけません。

喫煙歴の有無

ふだんタバコを吸われない方は、禁煙車か喫煙車かは気になる所だと思います。

常習的にタバコを吸っていた車だと車内を見ただけでわかります。天上にヤニが付いているし、窓やダッシュボードをタオルで拭くと、べったりとヤニが付いてきます。

もちろん販売する前には、シートを一度取り外すなどして徹底的に掃除しますが、それでも臭いが残ってしまいます。喫煙車の臭いは芳香剤などを使っても誤魔化せるものではありません。これは買い取り価格にも影響し、禁煙車の方が査定額は高くなります。特に高級車や年式の新しい車ではその差が大きいようで、その結果中古車の販売価格にもその価格差が反映されます。

アルテッツァに限って注意するべき点

ではアルテッツァの中古車を購入する際に、どのような点に注意をすればよいのでしょうか。

アルテッツァは、クロスギアレシオ6速マニュアルトランスミッションの設定や、トルセンLSDを装着するなどサーキット走行も可能な本格的FRスポーツモデルです。

そのためにエンジンや足回りに過度な負荷が掛かった車両も多く見られます。「エンジン・足回り等」に記した異音・振動・オイルのにじみなどは特に入念にチェックする必要があります。

また、車の床下もチェックしましょう。鉄板の歪みや変形、マフラーなどの床下の部品に傷やヘコみ、交換した形跡がないかどうかなどを確認します。外観はきれいに修理しても、見えない部分はそのまま手を付けていないことがあるので、大きなダメージを発見出来ることもあります。他にはフロントフェンダーに飛び石の跡が多い車両は、サーキット走行をした可能性が高いです。

また、インチアップホイール&タイヤやマフラーなど、チューニングパーツや社外部品などが装着されている車両も多いので、その部品にも注意が必要です。部品の取り付け状態や、その部品が車検に対応しているかどうかなどを確認します。販売店にどの部分が交換・改造されているか?書類なども揃っているか?なども確認しましょう。

アルテッツァの中古車相場

最後にアルテッツァの中古価格です。アルテッツァの中古価格を見ると、20万円台〜70万円台が中心となっています。しかし中には10万円台の物があったり、程度の良い車両やカスタマイズされた車両だと150万円を超える車両もあります。かなりの価格差が見られますが、これは販売終了から15年近い年月が経っていることによる走行距離の差が大きいと考えらます。ほとんどが5万km〜15万kmですが、中には20万kmを超えている車両もあります。

傾向としては4気筒エンジンを搭載した6MTモデルの人気が高い傾向にあります。グレードでは2.0 RS200 Zエディションが人気です。

まとめ

今回は、中古車選び全般の注意点や、アルテッツァの中古車を購入する際の注意点をまとめてみました。

今では貴重な存在となったミドルクラスのFRスポーツセダン、アルテッツァ。

しかしスポーツ走行などで、他の車より負担の掛かった車両が多い可能性が高いので、購入される際にはエンジンやサスペンションなどの走行に関わる部分は特に入念にチェックしましょう。

アフターパーツが多数発売されているので、安く購入し、ホイールや足回りなどは後から好みのパーツを装着して、自分好みの一台に仕上げるという楽しみ方もあります。

発売終了から10年以上経っていますが、いまだに人気の高いアルテッツァ。今後も登録車両数が減るに従い、今まで以上に希少価値が出る可能性があるかもしれませんね。