理想の走りを実現!ECUチューニングで愛車をパワーアップさせよう

2019年05月10日

理想の走りを実現!ECUチューニングで愛車をパワーアップさせよう

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現代の車には多くの電子部品が使用され、その多くをECUが制御しています。メーカーが「最適」だとしているベストなコンディションはそれにより保たれているのですが、車をカスタマイズして乗るには少し物足りない部分もあるのが現実。そこで今回は、愛車を自分好みに仕上げる最終手段ともいえる、ECUチューニングについて解説していきます。

車載ECUってなに?

ECUとは、自動車を構成する部品の中でも「走る・曲がる・止まる」という基本的な車本来の機能を電子的に制御する、極めてメカニカルな部品で、車の「頭脳」に当たります。

〝Electronic Control Unit〟の略称であるECUは、部品のなかでも重要な役割を持っており、ATやCVTに代表されるトランスミッションやガス燃料エンジン制御、ストップ&スタートやパワーステアリングなど、様々な分野においてECUは使用されています。多いモデルになると100を超える数のECUが搭載されているのです。

ECUの種類

車にコンピューターチューニングを施す場合、方法によって3つのパターンに分けられます。1つずつ見ていきましょう。

ROM

ROMとは、ECUの内部で情報を集積している表のこと。これをチューニングする場合は、交換もしくは情報の書き換えとなります。

現在のようにサブコンやフルコンが台頭する以前は、最もポピュラーなコンピューターチューニング方法でした。

定番のROMチューニングは、スピードリミッターやレブリミッターを作動させなくしてしまう、いわゆる「リミッターカット」。

現在では、ショップが車種に合わせて様々な調整を施したROMが販売されています。

フルコン

純正ECUと交換して取り付けるのがフルコンピュータ、略して〝フルコン〟です。

このチューニング方法のメリットは、データマップを一から自分で入力することができるため、思い通りのチューニングを施すことが出来るという点。

また、どんな車でもフルコンチューニングであれば調整できてしまいます。

しかしその反面、制御そのものを0の状態からスタートさせ、実際の走行データから調整…という作業を繰り返さなければならないため膨大な時間と手間がかかり、高度な知識と技術が要求されます。

そのため、基本的にはレーシングカーやラリーカーでしか使われることがない、レアなチューニング方でもあるのです。

サブコン

純正のECUを生かしたまま、配線に割り込ませる形でコンピューターを噛ませて使用するタイプがサブコンになります。

前述した2つの方法に比べて安価であり、プライベーターでも楽にセッティングが可能なため、現在では最もポピュラーなECUチューニングとなっています。

メカニズムとしては純正のECUに疑似信号を送り、ダマすことで燃料の噴射量(燃調)や点火のタイミングなどをズラします。

純正ECU書き換えなどに比べてセッティングに幅があるのは間違いありませんが、純正ECUが足かせとなるため、パワーアップには上限があります。

車をECUチューニングするメリット・デメリット

メリット

ECUチューニングを行うことで得られるメリットは、エンジンの制御を補正することにより大幅な出力アップが見込まれることでしょう。

また、最大出力や最大トルクといった数値上では変化がないとしても、ドライバーがイメージした通りの挙動を車がしてくれるよう仕上げることで、まさに「人馬一体」のフィーリングを得ることができるようになります。

さらに、フルコン制御であればAT設定車をMT仕様にして走るといったハードな制御も可能になるため、車のチューニングメニューの中でも特にオーナーのこだわりを可能にしてくれるチューニングです。

デメリットデメリットとしては、まずそれなりの費用と時間がかかることが挙げられます。

特に、フルコンのチューニングをショップに依頼するならば、何度も調整を繰り返すためにかなりの料金を支払うことを覚悟しなければなりません。

また、サブコン以外はセッティング自体が難しい点もデメリットとして挙げられます。

無理なセッティングを行って、エンジンブローなどを引き起こしてしまうリスクもあるのです。

また、中古のECUを使用する際も注意が必要です。

中古のECUは、ほとんどの場合で前のオーナーのセッティングが残されています。それを自分の車にいきなり使用すると、不具合を引き起こす原因になりかねません。

もし中古のECUを使用する場合は、ショップなどにリセッティングを依頼した方が無難でしょう。

愛車をECUチューニングをするタイミング

ECUチューニングを行うのは、愛車のカスタマイズを終えて「しばらくカスタマイズはしない」というタイミングがベスト。

なぜならば、ECUのセッティングはマフラーやエキマニ、エアクリーナーといった吸排気系や点火系のチューニングをしてしまうと、その段階でのECUのベストなセッティングが変わってしまうからです。その度にセッティングを変えていたのでは、時間もお金ももったいないですよね。

そのため、最低でも吸排気系・インジェクター・点火系の3つをチューニングし終えた後に、仕上げとしてECUのチューニングを行うことをおススメします。

まとめ

吸排気系や点火系をチューニングしたとしても効果を実感する場面は少ないですが、エンジンに合わせたセッティングを行うことにより、劇的にパワーとフィーリングをアップさせることができるのがECUチューニング。

ですが、決して難しいチューニングではなく、正しい知識や信頼できるチューナーがいれば誰にでも簡単に行うことが出来ます。愛車の最後の仕上げとして、ECUチューニングをしてみてはいかがでしょうか?