あなたの愛車は大丈夫?オーバーヒートの原因や対処法を解説!

2019年04月21日

あなたの愛車は大丈夫?オーバーヒートの原因や対処法を解説!

車を運転するときは、エンジンが熱くなりすぎる現象であるオーバーヒートに注意しなければなりません。オーバーヒートを起こすとエンジンが故障して修理が必要になり、最悪の場合廃車になるおそれもあります。本記事ではオーバーヒートの定義と原因、症状の段階などを踏まえ、対処法を解説します。

オーバーヒートってなに?

オーバーヒートは、エンジンの熱さが許容範囲を超えてしまう現象です。車のエンジンは、動いている間は熱くなりますが、冷却システムのおかげで温度が上がり過ぎないようコントロールされています。

冷却システムには冷却水があり、ラジエーターにより冷やされた状態で、ウォーターポンプを通りエンジンに送られます。このシステムがうまく機能しないとエンジンが冷やされなくなり、オーバーヒートになります。

オーバーヒートの原因

オーバーヒートには4つの原因があります。冷却水の供給不全、ウォーターポンプの不具合、冷却用電動ファンの故障、サーモメーターかサーモスタットの不具合です。

冷却水の供給不全

冷却水が漏れていたり不足していたりすることでオーバーヒートが起こります。ラジエーターやウォーターポンプなど、冷却水が関係する部品が壊れていると、冷却水が外に漏れたり、エンジンに供給されなかったりしてオーバーヒートの原因になります。

また、冷却水を交換したあと、ヒーターコアをエア抜きしないまま車を運転している場合も冷却水が過剰蒸発してオーバーヒートにつながりますので注意してください。

冷却水の補充や部品が損傷していないかなどの定期的なメンテナンスが重要です。また冷却水がないときにその場しのぎで水道水を入れる人もいるようですがシステムのサビの原因になりますのでおすすめしません。

ウォーターポンプの不具合

ウォーターポンプが壊れていても冷却水がエンジンにちゃんと送られなくなります。ポンプ内のサビや異物の混入で冷却水の循環が阻害されることがありますので、定期的な点検が必要です。

冷却用電動ファンの故障

ラジエーター冷却のため走行風を起こしているのが冷却電動ファンですが、電子回路の焼き付きやヒューズなどで風力が弱くなってもオーバーヒートにつながります。

サーモメーター・サーモスタットの不具合

サーモスタットは冷却水の温度をコントロールする装置で、サーモメーターは水温計です。サーモスタットはある程度経年劣化すると固着によりバルブの開閉が機能せず、冷却水の循環を妨げてしまいます。異常が見つかったらすぐに交換しましょう。

サーモメーターが壊れていると、正しい水温がわからず、オーバーヒートに気づかないおそれがありますので、通常通り機能しなくなった場合は交換の必要があります。

オーバーヒートの症状は3段階ある!

オーバーヒートの症状には初期、中期、末期の3段階がありますので、それぞれの特徴と対処法を解説します。

初期症状

オーバーヒートの初期症状は、サーモメーターの針がHに近い、アクセルによる異音、加速が鈍い、エンジンの回転が不安定ということがあげられます。まずエンジンルームを確認しましょう。そこから甘い匂いがするとラジエーターなどが破損し、冷却水漏れが発生しています。

冷却水が漏れていないときは、冷却水不足であり足してあげるだけで解決する可能性が高いです。

ただし停車直後は温度が高いので、キャップを開けると高温の蒸気で火傷したり、熱いうちに冷却水を入れることでエンジンに悪影響を及ぼす可能性があります。ある程度自然冷却させてから作業に入りましょう。完全冷却まで2時間はかかるとされます。

アイドリング時に水温が下がる場合は引き続き走れます。しかしこれも一時的である場合が多いので、早期の対処が必要です。

中期症状

中期症状としてあげられるのは、サーモメーターのH超えでランプが点滅している、アクセルを踏まないと車が止まってしまう、アイドリングができない、エンジンルームからの水蒸気です。初期段階でも気づかない場合がありますので、サーモメーターやアイドリングの異変などを感じたらすぐに対処しましょう。

中期症状が出た場合は安全な場所に停車し、小一時間おいてからボンネットを開け自然冷却させましょう。水蒸気や煙が飛び出し火傷することがありますので、正面からではなく横からボンネットを開けましょう。ロードサービスなどの専門業者を呼び、応急処置をしてもらってください。

末期症状

末期になると、水温計がCに達したり、エンジンから異音が鳴るかそもそもかからなかったりします。焼け焦げた匂いがしたり、ボンネットから煙が出たりすることもあります。これはエンジンが焼きついて故障がはじまっている可能性さえあります。

エンジンブローなどの重大なトラブルにならないよう、すみやかに安全な場所に停め、専門業者を呼ぶことが大切です。末期症状まで放置していると高額な修理代を求められる可能性はありますので、初期・中期の段階での対処が適切です。

修理費用はどれくらい?

オーバーヒートの解決には修理が求められますが、原因や車種によって費用が異なります。

一般的に冷却水不足だけなら2,000円程度が相場の冷却水を買い、足すだけで済みますが、冷却システムの部品故障だと交換が必要になります。冷却システムの主な部品の交換費用は以下の通りです。

  • ラジエーター・・・5~11万円
  • ウォーターポンプ・・・2万円だが、ポンプの故障はエンジン周りの顕著な不具合を示していることがあり、それらとの同時交換で費用がかさむ可能性がある
  • 冷却用電動ファン・・・2万円
  • サーモスタット・・・6,700~12,200円
  • サーモメーター・・・12,000~25,000円

まとめ

愛車にオーバーヒートの症状が現れたら、安全な場所に停車し、すぐに対処してください。放っておくと症状が進行し、エンジン自体が故障し廃車になるおそれがあります。

冷却水が漏れている場合は冷却システムのどこかが破損している可能性があるので、業者に修理を依頼しましょう。漏れていない場合は冷却水不足の可能性があるため、冷却水を継ぎ足して様子を見ましょう。それでも解決しない場合は業者に相談してください。