加速感がたまらない!ターボの仕組みを紹介します!

2019年03月20日

加速感がたまらない!ターボの仕組みを紹介します!

labelターボタイマー

現代の自動車は、スポーツカーに限らず、セダン、SUV、軽自動車などにもターボチャージャー搭載モデルが出ています。ターボチャージャーは一般的なエンジンのNAと違う性質です。本記事ではターボの仕組みや機能について解説し、 NA (自然吸気) 車との違いやメリット、デメリットにも触れます。ターボ搭載車の具体例も紹介します。

ターボとは

ターボとは「ターボチャージャー」の略で、過給機という意味です。元々は航空機用の技術で、空気の薄い上空で充分な酸素を取り入れるために開発されました。ターボはエンジンに圧縮した空気を送ることで、通常より多い空気を送り込み、排気量を超えたパワーを発揮します。

ターボの仕組みとは?

ターボは二つの風車が軸でつながっていて、片方の羽が回ると、同時に反対側の羽も回るようになっています。具体的には、ガソリンを燃焼させることで出た排気ガスの圧力でタービン (羽根)を回転させ、 空気を吸い込む(吸気)側に取り付けられたコンプレッサー (風車) を回すことで空気を圧縮し、エンジンに送ります。空気量の増加によってエンジンはガソリンを多く燃焼させることができ、結果排気量を上回るパワーを発揮できるのです。

ターボ車とNA車との違い

それでは、実際の運転感覚にどのような違いがあるのでしょうか?

ターボ車の特徴は圧倒的なパワーとトルク!

ターボ車の特徴はそのパワーとトルクです。ターボ車は、構造上エンジンの回転数が上がって排気ガスに圧力がかからないとターボが機能せず、出力が上昇しません。

ですが、ターボがかかり始めた途端、まるで背中を押されるようなの圧倒的な加速力を味わうことができます。現在ではあまり耳にしなくなりましたが、昔は強烈なターボのことを「ドッカンターボ」なんて表現をしたことも。ターボでいきなり出力が上昇すると危険なため、現在では緩やかな効き目のものが多くなっています。

NA車の最大の特徴はレスポンスとなめらかな回転!

一部の車好きに圧倒的な人気を誇るNAエンジン。その特徴はエンジンの回転の”自然さ”です。ターボ車とは違い、アクセルを踏んだ瞬間に性能を発揮するというレスポンスの良さも兼ね備えています。

ペダルとエンジンの回転が一体化しているような感覚が多くの人を虜にしてやまないのです。また、エンジンを高回転まで使えることで、エンジンの鼓動を感じられるのは車好きにとっては重要なポイントですよね。特にホンダの高回転型エンジンVTECなどはあまりにも有名です。

ターボ車のメリット・デメリット

ターボ車のメリット

排気量以上のパワー

ターボ車は、特殊なエンジン機能のおかげで排気量以上の馬力を発揮でき、トルクも申し分ない力強さです。NA車と比べスピードも出やすく、荷物を積み込んだ状態でもスムーズに走れます。

坂道でもスムーズ

ターボ車はNA車よりも大きなパワーを発揮できるので坂道も力強く進めます。特に排気量の小さい小型車は坂道をスムーズに登りきれないことがあるので、ターボがある方が運転が楽です。

税金が安くなる

ターボ車を購入すると税金が安くなります。日本の法律では、自動車税は排気量のみで計算され、ターボの有無は度外視されます。そのためターボ車は安い税金で運転できます。

ターボ車のデメリット

燃費が悪い

ターボで排気量以上のパワーを発揮している分、燃費の消費量も大きくなります。ガソリンスタンドに入る頻度はNA車より多くなります。

購入価格が高い

ターボ車はNA車より性能面で恵まれている分、価格が高いです。ターボがついていることによる部品点数の多さに加え、足回りなどの部品もそのパワーに耐えうる高性能なものになっており、製造コストがかかるからです。

耐久性で劣る

ターボ車はNA車より耐久性で劣ります。特にエンジンオイルの劣化が進みやすいので、オイル交換の頻度もNA車より多くなります。

ターボ車の車種を紹介

ターボ車の例を4車種紹介します。

クーペ

ポルシェ991 ターボS

クーペは元々ターボ搭載車が多くありました。一般車よりも多い排気量を持ちながら、ターボとの相乗効果で抜群の加速性能を発揮します。高速道路などでアクセルを踏み込んだときは、力強いパワーが車内に伝わり、スピードを楽しめます。

写真のポルシェ・991 ターボ Sは、スポーツカーの代表格であるポルシェカレラシリーズの最新版です。

セダン

マツダ・アテンザ ディーゼルターボ

セダンにもターボモデルがあります。セダンは走行性能に特化しがちなクーペと違い、荷室の広さや居住性など実用面を重視したモデルです。しかし最近は、セダンでも走行性能を重視しターボモデルを採用する車種が増えています。

写真のマツダ・アテンザのようなディーゼルターボ搭載車は、普通のターボ車よりも加速と燃費性能に優れています。

SUV

トヨタ・ハリアー ターボ プログレス 4WD

悪路の走破性や、広い荷室など実用性を備えるSUVにも多数のターボモデルがあり、ターボを搭載しているSUVは一般道でも優れた走行性能を見せます。

写真のトヨタ・ハリアーはSUVの中でも洗練された見た目ながら、ターボならではの走行性能もあわせ持っており、走る姿はかっこいいの一言に尽きます。

コンパクトカー

トヨタ・カローラスポーツ 1.2L ダウンサイジングターボ

ダウンサイジングターボは近年コンパクトカーに多く見られるターボモデルです。排気量が少ないので、安い自動車税で優れた走行性能の車を運転できます。

写真はトヨタ・カローラスポーツです。排気量は1.2Lしかありませんが、ターボモデルなので、ワンランク上の排気量を持ったNAエンジンのコンパクトカーに負けないくらいのパワーを出せます。

まとめ

ターボ車はNA車よりも優れたパワーを発揮します。排気ガスのエネルギーを再利用し、エンジンの吸気量を増やすからです。ただし、その分燃費や耐久性などがNA車よりも劣ります。現在、スポーツカーだけでなく、様々なタイプの車にターボモデルが採用されています。ターボモデル特有の加速感を、あなたも感じてみませんか?