中古タイヤを購入するにあたっての注意点を徹底解説! | CARTUNEマガジン
中古タイヤを購入するにあたっての注意点を徹底解説!

2019年02月04日 (更新:2021年08月20日)

中古タイヤを購入するにあたっての注意点を徹底解説!

中古タイヤは以前から流通していましたが、タイヤそのものの性能や耐久性が向上したことで、完全に使い切る前に手放すケースが多く、それらをネットなどで気軽に手に入れられるようになってきました。そこで今回は、中古タイヤを購入する際の注意点を、購入方法を含めてご紹介していきましょう。

中古タイヤを購入するさいのメリット

安い価格で入手できる

スタッドレスタイヤをネット通販で購入する場合には一般のタイヤショップに比べて安い価格でタイヤを購入可能になります。また、ネット上でいくつかのショップの価格を比較することができますのでお得な料金でスタッドレスタイヤを購入可能になります。

製造年を選べるショップがある

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤの値段は製造年によって変わってきます。例えば1年前のタイプのタイヤであればかなり価格を安くすることができます。基本的にタイヤの性能は変わりませんので、製造年をチョイスできるタイプのネットショップであればお得にスタッドレスタイヤをお買い求めに慣れます。

しかしながら、あまりにも古いタイプのスタッドレスタイヤですと経年劣化の可能性が考えられますので、その点が十分に注意をしておくようにすると良いでしょう

タイヤメーカーを選べる

ネット通販上でスタッドレスタイヤを購入する場合にはタイヤメーカーを選ぶことも可能です。自分の好みのタイヤメーカーがある場合には満足度の高い購入が可能になります。ネット通販の場合にはタイヤを安く購入することができるのですが、タイヤの取り付けの作業についてはあらかじめ考えておくことが必要です。

タイヤショップにスタッドレスタイヤの取り付けを依頼する場合にはタイヤ交換の予約をあらかじめしておくようにするといいでしょう。もちろん自分でタイヤ交換をしてしまうのであればその点は気にする必要はありません。

中古タイヤってどうやって購入するの?

NakkanさんのフィットGP5の画像
NakkanさんのフィットGP5の画像

中古タイヤを購入するには、これまでは中古タイヤの専門店を回って購入するのが一般的でした。ですが、最近ではもっと手軽に、メルカリやヤフーオークションなどのネットで購入する方法が一般的です。

この方法だと自宅で簡単に注文でき、しかもサイズやメーカーなども探しやすいので、多くの人が利用しています。また、ネットだと価格の比較もカンタンに出来るので、より安い価格で手に入れやすいのが最大のメリットです。

また、従来と同じように、アップガレージなどの中古パーツ販売店でも販売されています。店舗での販売は信頼性があることからリピーターも多く、根強い人気があります。

中古タイヤを購入するにあたっての注意点!

kobaさんのセルシオUCF31タイヤの画像
kobaさんのセルシオUCF31タイヤの画像

最近はどんなものでもインターネットで安く購入することが出来て大変便利になりましたが、中古タイヤは安全に直結するだけに、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。

中古タイヤに限らず通販の場合、現物を見ることができないので写真と出品者の説明欄で判断しなければならなりません。特に個人からの出品だと、水に濡らしてあたかも深い溝があるかのように見せかけているものもあったり、送料がかなり高い場合があったりと注意が必要です。

サイズを確認する

マグさんさんのビートの画像
マグさんさんのビートの画像

自分の車に適合するサイズかどうかを確認するのは当然ですが、購入したいタイヤが間違いなくそのサイズかどうかはしっかりと確認しておかないと、せっかく安く変えても意味がありません。

大きなタイヤショップなら交換してくれる可能性もありますが、返送する送料がかかってしまいます。購入前にそのような場合に返品できるかどうかもチェックしておくべきでしょう。

キズ・ヒビがないかどうか

レブリミッター三郎さんのシルビアS15タイヤの画像
レブリミッター三郎さんのシルビアS15タイヤの画像

タイヤにキズやヒビがある場合にも購入はやめたほうが良いでしょう。車を走行中にタイヤがパンクして大きな事故に巻き込まれてしまう可能性が考えられます。

通販では直接確認できないために、より多くの情報が必要です。

特に以下の点は充分確認しましょう。

  • タイヤの残りの山(溝)があるか
  • バースト(破裂)につながるひび割れや亀裂がない事
  • タイヤの山が極端にすり減ってない事、
  • 内側や外側だけすり減る片減りになっていない事、
  • タイヤの横のサイドウォールに路肩でこすったような跡がないか

タイヤの状態を確認するためにも、多くの画像を載せている出品者の方が信用できます。個人の出品なら、履かせていた車や購入した年月、走行距離なども参考になります。

必ず製造年月日を確認する

タイヤに必ず刻印されている製造年月日は嘘を付けません。最後の4桁が『2418』なら2018年24週目に製造されたタイヤという意味なので、おおよその検討が付きます。これは新品タイヤの格安品を購入する時にも目安になります。

どんなに新品でも、長い年月山積みにされていたらヒビなどが入っている危険があります。この刻印を堂々と載せていたら信用ある出品者だといえます。

中古のタイヤを購入する場合には製造年を常に気にしておくことが必要です。一般的に製造年から5年を経過している中古のタイヤはどんなに状態が良くとも買うことは避けたほうが良いでしょう。タイヤのゴム自体が劣化していて、交通事故の可能性が増えてしまいます。

残りの溝がどのくらいあるか

タイヤの走行の安全性を考える意味で非常に重要な要素になってくるのがタイヤの溝です。走行中に溝がすり減ってしまうと安全な走行ができなくなってしまいます。中古の場合にはタイヤの溝がどのくらい残っているか気にしなくてはなりません。特にスタッドレスタイヤの場合には溝が十分でないと雪上でスリップしたりブレーキが利かなくなってしまうことが起きてしまいます。

返品が可能か確認する

中古品に関しては返品が難しいのは通販ではよくあることです。中には返品も受け付けている会社もありますが、ごく稀な会社といえるでしょう。中古品という物は、その状態での販売なのでこれまでに使用していた状況などはわかりません。不具合があったとしても、保証の対象外となってしまいますので注意が必要です。

タイヤ本体以外の費用も考えて購入する

オジィさんのC-HRタイヤの画像
オジィさんのC-HRタイヤの画像

新品タイヤを購入する時にも、その店で取り付けると別途取り付け費用が掛かります。安い価格でタイヤを売るだけでは利益が出ませんから、それらの費用は重要な収益となります。中古タイヤも同じで、自宅に届いたら専門店で取り付けをお願いすることになります。

一般的な作業工賃

  • タイヤ組み換え工賃1,000円~1,500円/1本
  • バルブ交換250円~300円/本
  • 廃タイヤ処分料(もう使わない場合)300円~500円/1本

その他タイヤ着脱代金が必要な場合もあります。

全国ネットの中古タイヤ販売店だと、提携した先の店舗なら工賃が安くなったり、タイヤ価格に含まれている場合もあるので、タイヤ単品だけの金額だけではなくトータルの出費を計算することが重要になります。

新品タイヤと中古タイヤではどちらが安上がり?

えっくんさんのランサーエボリューションXの画像
えっくんさんのランサーエボリューションXの画像

価格の面では中古タイヤの方が当然安く、そうでなければ中古タイヤの存在理由がありません。しかし、一度使用しているタイヤですから新品と同じ性能や耐久性はありません。安ければ安いほどその性能は落ちることでしょう。

価格差を見極めることが重要

したがって、中古タイヤの商品価値と新品タイヤとの価格差を慎重に見極めることが重要になります。また、新品タイヤでも方が古くなったりしてカタログ落ちしたような製品は、量販店などで安売りするケースもあり、ものによっては中古タイヤより安いこともあるので、併せて検討する必要があります。

中古タイヤは用途に合わせて利用しよう!

そして、スタッドレスタイヤのようにワンシーズンしか使用しないものは中古でもよいが、オールシーズンで使用するような場合は新品の方がよいと言う考え方もあります。特に冬場雪深い地域に住んでいない人にとっては、使用する時期の短いスタッドレスタイヤをワンセット用意するのは負担が大きいため、中古タイヤを購入するという選択肢はあると思います。

また、レースやドリフトなどの競技用のタイヤなどは、低価格で取引されていることがあるので、新品は本番用にとっておいて、練習用に中古タイヤを購入することをお勧めします。

おわりに

otoyanさんのビートの画像
otoyanさんのビートの画像

カスタマイズにおいてタイヤやホイールを交換する人も非常に多くなっています。有名ブランドの物や大径サイズのものは特に値が張るのでなかなか手が出ません。そんな時、中古タイヤを利用することで安価にカスタマイズできます。

また、履き替えるときも履いていたタイヤを売ることで、違うものを購入する資金に出来ます。中古タイヤを購入する時の注意点をしっかり押さえれば、愛車をより気軽にカスタム出来そうですね!

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