タイヤと値段の関係って?大きいだけではありません!

2019年03月16日

タイヤと値段の関係って?大きいだけではありません!

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タイヤの交換時期になると、タイヤをどれにするか迷いますよね。エコタイヤやスポーツ、スタッドレスなど、銘柄が多くあるうえに価格もピンキリ。何を基準に選べばいいのかわかりにくいパーツでもあります。タイヤの価格はなぜ幅が広いのか、同じ商品でも価格が違うのは何故かについて解説します。

タイヤの値段が高くなる仕組み

タイヤの値段が高くなる理由には、いくつかの要因が絡み合っています。代表的な4つをご紹介しいきましょう。

タイヤのサイズ

タイヤはサイズによって使用する材料や製造方法を変えています。「タイヤが大きい=使うゴムが多いから高い」というイメージも決して間違ったものではありません。ですが、一番の注意点はタイヤの厚み。すなわち扁平率なのです。

タイヤが薄くなると、価格が高い?

扁平率が低いタイヤ、つまり厚みの薄いタイヤは車を支えるための強度を保つために製造方法が変わります。補強材をより多く組み込むことによって形を保てるようにしているのです。

そのような特殊な材料や構造で製造されることで、同じ銘柄のタイヤでもより多くコストがかかるため、値段が高くなってしまいます。

また、大きいサイズのタイヤや扁平率の低いタイヤは、装着できる車が限られます。一般的な市販車でよく売れるサイズはある程度決まっているので、多少安く販売しても量産すればカバーできます。しかし、製造コストがかかる上に売れる本数が見込めないサイズのタイヤでは、同じ銘柄でも2倍3倍の価格になってしまうことも珍しくありません。

使用用途に合わせたタイヤの開発・研究

タイヤの設計・開発は、車の進化や最新の技術、研究結果などを解析して反映しており、常に進化し続けています。基本性能である、耐久性、安全性、転がり抵抗、ブレーキの制動距離をはじめ、ウェット路面での操作性など様々な場面を想定した品質テストや研究を行っています。

車の動きに対して限界値に近い走行が想定される場面でも、しっかりと車を制御できるように設計・開発されたタイヤほど値段が高くなるのは、いわば当然のことだといえるでしょう。

タイヤのトレッドパターンの研究

タイヤの表面には、トレッドと呼ばれる溝が入っています。このトレッドパターンによって、ロードノイズを抑えたり、濡れた路面でのウエット性能を向上することができます。

タイヤのコンパウンドの研究

タイヤのゴム自体のコンパウンドを変更することにより、転がりやすさを実現した低燃費タイヤや、コーナーでのグリップ力が高いスポーツタイヤ、雪の上でも滑りにくいスタッドレスタイヤなどへ用途を変えることが出来ます。

低燃費タイヤは一般的に市街地で燃費よく走りたいエコカーや軽自動車、ミニバンなどに適し、リーズナブルな価格で提供されています。一方、スポーツタイヤはサーキットに通う方やパワーのある車に乗っている方が安全に高速走行・スポーツ走行出来るように設計されています。

ブランドとしての付加価値

車体そのものやホイール、もっと身近なもので言うと財布や腕時計などなど、ブランドそのものが価値となり値段が高い商品は沢山ありますよね。タイヤにも、そのような高級ブランドのような扱いの商品がいくつかあります。

タイヤブランドは国産や欧州に多い

タイヤの場合は、「安心の品質」「安全に走行・停止・コーナリングできる」「車の走行性能を高める」などの基本性能に、ブランドとしての価値が加わるため値段が高くなります。

特にメーカーにブランドとしての価値がある「国産タイヤ」や「欧州タイヤ」は値段が高くなりやすく、「アジアンタイヤ」と呼ばれる中国、韓国、インドネシアなどで製造されているタイヤは安価で販売されている傾向にあります。

購入ルート

タイヤは製造されてから消費者の手に届くまでにいくつもの業者を経由します。メーカー直営店や卸売り業者は仕入れ値に近い価格となりますが、そこから運送会社を経由してネット販売や店頭販売の店舗まで行くと、経由した業者の利益や販売店の人件費などの運営利益が乗せられるため、その分タイヤ1本当たりの価格が上がります。

店頭販売では、タイヤを保管しておくスペースや陳列するスペースに加え、接客や交換作業を行う店員や整備士が必要です。店舗の家賃や電気代、人件費なども取り扱う商品代に加算されるので、店頭販売店での価格は高くなります。

店舗家賃や人件費を抑えられる倉庫のみのネット通販などでは、より安い価格で販売が可能なため、近年人気を集めています。

タイヤを買うと、交換工賃が発生する

新しいタイヤを購入した際、タイヤ以外にも発生する費用がいくつかありますのでご紹介します。

タイヤ交換工賃

タイヤ交換の工賃は、大きく2通りあります。

  • ホイールごと交換
  • タイヤだけ交換

ホイールごとの交換は、すでに別のホイールにタイヤが組まれている場合にタイヤホイールのセットを交換する作業です。大手カー用品店や整備工場、タイヤショップなどで行えます。工賃の相場は1本あたり500円~1000円ほど。4本交換で2000~4000円となります。

タイヤだけの交換は、現在ついているホイールはそのままで、今ついているタイヤを外し新たなものに交換する作業となります。ネットでタイヤ単品を購入した場合は、この「タイヤの組み換え」をしなければなりません。工賃相場は1本1000~1500円ほどで、サイズや扁平率によって異なる場合があります。また、サイズが大きかったり、扁平率が低い薄いタイヤなどの場合は、価格が異なる場合があります。

廃タイヤ処理代

カー用品店などに古いタイヤを処分してもらう場合にかかります。1本当たり1000円前後で回収してもらえます。まだ溝があり、製造年も比較的新しいタイヤは予備として持ち帰るのもいいでしょう。しかし、溝がないものやパンクしているもの、溝があっても製造年から5年以上経過しているものはお願いして捨ててしまいましょう。

まとめ

タイヤの価格差の理由やタイヤ交換にかかる費用をご紹介しました。車のタイヤは、消耗品の中でも比較的価格の高いパーツのひとつ。車種や乗り方、個人の価値観によってどれほどお金をかけるべきものかというのは大きな差があることでしょう。

タイヤは命を乗せているものです。価格が高いものはそれだけ性能もよく、安全性や安定性、運転のしやすさに直結します。どうしても安いタイヤを選びたいという方は、タイヤそのものの性能や口コミ評価などを参考にし、気に入った銘柄を安く買えるお店を探すというようにしましょう。

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