車検費用の内訳、代行業者に頼む場合とユーザー車検の違いを解説 | CARTUNEマガジン
車検費用の内訳、代行業者に頼む場合とユーザー車検の違いを解説

2018年10月07日 (更新:2021年07月08日)

車検費用の内訳、代行業者に頼む場合とユーザー車検の違いを解説

label車検

愛車に長く乗るためには、自家用乗用車の場合2年ごとに車検を受けなければいけません。当然ながら、車検に合格しなければ公道を走ることができなくなってしまうので、車検満了日がすぎる前に、きちんと車検に通っておきたいものです。しかし、車検費用が心配になりますよね。今回は愛車の車検費用についてご紹介します。

車検費用とは具体的に何を支払っているのか?

車検費用は、単に車を点検するお金だけでなく、税金や保険料などの費用も含みます。車検費用の内訳は以下の通りです。

法定費用

法定費用の内訳は、自動車重量税、自賠責保険、検査手数料の3つです。車検費用の中で多くの割合を占めるのがこの法定費用で、これは車種ごとに法律で決められた費用ですので、車検をどこで受けても同じ金額を支払う必要があります。

車検基本費用

車検基本費用の内訳は、24カ月点検整備費用、測定検査料、車検代行手数料の3つです。車検基本費用は人件費が含まれることから、ディーラーやカーショップなど、車検を受ける場所によって金額が変わります。

自賠責

それでは、法定費用に含まれている「自賠責保険」「検査手数料」「自動車重量税」に関してさらに詳しく見ていきましょう。「自賠責保険」は、正式には「自動車損害賠償責任保険」といいます車で事故を起こすと大きな損害責任を負うことになるため、自動車損害賠償保障法という法律で、公道を走る車は自賠責保険に入らなければいけないと国から義務付けられているのです。そのため、「強制保険」ともいわれています。

自賠責保険の補償内容

  • 傷害による損害

限度額は被害者1人につき120万円

  • 後遺障害による損害

神経系統の機能や精神・胸腹部臓器への著しい障害で介護を要する障害

常時介護を要する場合(第1級)の限度額は被害者1人につき4000万円

随時介護を要する場合(第2級)の限度額は被害者1人につき3000万円

上記以外の場合(第1~14級)の限度額は被害者1人につき75~3000万円

  • 死亡による損害

限度額は被害者1人につき3000万円

自賠責保険種類一覧

普通車 軽自動車
37ヶ月 36,780円 35,610円
36ヶ月 35,950円 34,820円
25ヶ月 26,680円 25,880円
24ヶ月 25,830円 25,070円
13ヶ月 16,380円 15,960円
12ヶ月 15,520円 15,130円

車検検査手数料

車検(継続検査)を受ける際に検査手数料が必要です。検査手数料は印紙で支払うことから「印紙・証紙代」ともいわれます。検査手数料は以下のようになっています。

車種 車検検査手数料
3ナンバー車 1,800円 印紙400円、証紙1,400円
5ナンバー車 1,700円 印紙400円、証紙1,300円
軽自動車 1,400円

検査手数料は指定整備工場で車検を受ける場合と、陸運局で受けるユーザー車検の場合で金額が異なります。指定整備工場の場合は全車1100円、ユーザー車検の場合、軽自動車は1700円、小型、普通乗用車は1800円です。

自動車重量税

自動車重量税は、車両重量によって税額が決められています。軽自動車は一律5,000円ですが、普通車については車両重量と期間によって課税額が異なります。自動車重量税額は以下をご覧ください。

~0.5t 0.5t~1t 1t~1.5t 1.5t~2t 2t~2.5t 2.5t~3t
1年 2,500円 5,000円 7,500円 10,000円 12,500円 15,000円
2年 5,000円 10,000円 15,000円 20,000円 25,000円 30,000円

自動車重量税は、排出ガス性能および燃費性能の優れた環境性能の高い車種には「エコカー減税」が適用されます。新車新規登録時免税を受けた車両においては、初回の車検(継続検査)から免税となるのです。

ただし、2017年5月1日以降新車新規登録などした普通車については、免税要件を満たし、かつ2020年度燃費基準+40%以上を達成している車のみ、初回の車検(継続検査から免税対象です。また車検日においてエコカー減税の対象となる車については車検(継続検査)のときに納付すべき税額が割引された本則税率となります。

代行業者に車検を依頼する場合

ユーザー車検のメリット・デメリット

車検を自分で受けるためには、普通車の場合は陸運局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会へ出向く必要があります。そこでは「ユーザー車検」の手続きをしたうえで、陸運局・軽自動車検査協会のレーンで車の検査を受けることになります。

ユーザー車検の場合は、先ほどご紹介した車検検査手数料と、車検に合格した後、法定費用を支払うと車検を取得することができるのです。後述しますが、車検代行業者に車検を依頼すると、車検整備費用などが発生しますので、ユーザー車検を利用すると費用が安くおさえられます。

ただ、ユーザー車検は車を自分で陸運局・軽自動車検査協会へ持ち込まなければいけませんし、ユーザー車検の手続きをするために、自分で書類を作成しなければいけません。陸運局・軽自動車検査協会のレーンでは、あなた自身が車に乗り込んで、検査員の指示に従ってライト類の点灯、スピードメーターの動作確認、排ガスの検査など、自分で検査員とともに検査を進める必要があります。

もし検査に不合格となる箇所があった場合は、検査に合格できるように部品の交換をする必要がありますが、部品の交換が自分でできない場合は、一旦陸運局・軽自動車検査協会を出て、近くの修理工場などで修理・交換をしてもらわなければいけません。

修理工場に部品がある場合はすぐに作業してもらうことができますが、部品がなければ作業そのものを受け付けてもらえません。陸運局・軽自動車検査協会のレーンは、同日であれば何度でも再検査を受け付けてもらえますが、当日中に再検査に合格できなければ、後日に陸運局・軽自動車検査協会のレーンを再度申し込む必要があります。

後日に検査を受ける場合は、再び車検検査手数料が必要です。これが面倒であれば車検代行業者に依頼する方法があります。

車検代行業者とは

車検代行業者は「国が行なう検査を受ける」ところのみを代行してくれる業者です。少しでも安く車検を受けたい方にはおすすめできます。車検代行業者に委ねられることは「分解を伴わない最低限の整備」「車検の予約」「国の検査場で検査を受けるまでの手続き」の3つです。

車検代行業者は、陸運局・軽自動車検査協会のレーンで車検を受ける業者ですので、車検に合格したからといって、長く安全に走ることができるとは限りません。安全に車に乗るためには、車検の項目基準だけでなく、複数の箇所を点検・整備する必要があります。

車検代行業者は、分解を伴わない最低限の整備しかしてくれませんので、車検合格後はきちんと点検・整備することをおすすめします。車検代行業者に支払う手数料は10,000円程が相場ですので、「車検費用を安く抑えられる」という点ではメリットがあります。

ユーザー車検ができるほど車の知識がない方や、仕事が忙しくて車検のために時間が取れないという方にとっては、安くて便利な一石二鳥の方法でしょう。さらに車検代行業者によっては、代車を用意してくれるところもあります。

デメリットとしては、整備の品質や信頼性の低さが挙げられます。車検代行業者が車の分解・整備をすることは法律で禁じられていますので、基本的には安全性を確保できるだけの整備ができないことです。

万が一車検に不合格だった場合には、再度車検代行業者に整備を依頼するところからやり直さなければいけません。車検代行業者を利用する場合は、普段からディーラーなどの整備工場で点検・整備を受けていて、確実に車検に合格できる状態であれば、利用することをおすすめします。

代行手数料の支払い

車検代行手数料は、車検代行を依頼するときに必要な費用です。車検代行手数料の内訳は、車の往復労賃、書類手続き、印紙代などが含まれ、これらの費用にプラスして車検代行業者の利益で構成されています。 車検代行手数料は、「車検代行料」「検査手続代行料」「検査代行料」などといわれる場合もあります。車検代行手数料の相場は15,000円程です。

整備手数料の支払い

車を車検に通す際に、車検整備が必要である場合、先ほどお伝えしたように、車検代行業者は車の分解・整備をすることは法律で禁じられていますので、業者は必要最低限の整備をすることしかできません。

車検項目の基準を満たしているかの確認であれば、車を分解する必要はありませんので、車検代行業者でも確認してくれます。ただそのときは3,000~5,000円程に費用が必要になります。車を点検したうえで、部品を交換する必要がある場合、車検代行業者は交換部品によっては整備することができません。

その場合は、自分で他の整備工場で整備をしてから車検代行業者に車検を依頼するか、車検代行業者と提携している整備工場で作業してもらうかを選ぶ必要があります。いずれにしても部品代金や作業工賃が必要になりますので、その費用はプラスで負担しなければなりません。

CARTUNEユーザーが車を車検に通した例

トヨタ・bB

もりもりさんのbBQNC21ホイールの画像
もりもりさんのbBQNC21ホイールの画像

車を車検に通しにいった結果、車高が低くて車検に通らなかった例です。車検代行業者の場合は、再検査を受けるとなると、もう一度申し込み手続きから始めないといけませんし、費用も2倍かかってしまいますので、車検に適合する車高に設定しなければいけません。

ランドローバー・ディスカバリー4

hirokichi20さんのディスカバリー4LA5Nの画像
hirokichi20さんのディスカバリー4LA5Nの画像

車検に合格すると、フロントガラスの左上に、点検済みステッカーが貼られます。平成が31年で終わりますので、この車の法定点検がきたときには剥がされるのが名残惜しくなるでしょう。写真に納めておく価値ありです。

トヨタ・SAI

ワギー🤙さんのSAIの画像
ワギー🤙さんのSAIの画像

車は車検に合格したとしても、国が定める保安基準に適合しただけであって、安全に走行できる車とは限りません。車検代行業者に車検代行を依頼した場合は、車検に合格したとしても、写真のように費用がかかったとしてもディーラーで整備を受けることをおすすめします。ディーラーの点検整備費用の相場は10,000円程で、高いと感じられるかもしれませんが、安全・安心にはかえられません。

まとめ

今回は愛車の車検費用についてご紹介しました。車検を通すためには、法定費用と車検基本費用が必要です。安く車検を済ませたい場合は、車検代行業者へ依頼することをおすすめしました。車検代行業者は最低限の整備のみを行ない、車検を通しに行ってくれますので、カー用品店やガソリンスタンドより安く車検を済ませることがあります。

ただ細かな点検・整備は行なってくれませんので、車検代行業者で車検を受けたあとはディーラーなどで点検・整備を受けることをおすすめします。今回の記事をお読みになって、どこに車検を依頼するのかを検討なさってください。

新着記事

もっと見る >>

おすすめ記事