あなたはどんな種類のホイールがほしい?自分の好きなホイールのイメージを膨らまそう!車のホイールの種類を徹底解説! | CARTUNEマガジン
あなたはどんな種類のホイールがほしい?自分の好きなホイールのイメージを膨らまそう!車のホイールの種類を徹底解説!

2018年08月31日 (更新:2020年06月29日)

あなたはどんな種類のホイールがほしい?自分の好きなホイールのイメージを膨らまそう!車のホイールの種類を徹底解説!

車をカスタムするなら、絶対に交換しておきたいパーツがホイールです。ホイールを交換することで、車の魅力は大きくアップします。ホイールは種類がとても多いので、今回はカスタムを始めようとしている皆さんのために、ホイールの種類を材質・スタイル・サイズ別に徹底解説しました。この記事を読んで、自分がどんなホイールを愛車に装着したいのか、イメージを膨らませてください!

ホイールの種類:材質別

それでは早速、アルミホイールの種類を紹介していきたいと思います。まずはホイールの材質について、解説を進めていきます。ホイールは車の走行に欠かせない重要な部品です。 材質によって、軽さや剛性が異なり、走りに大きな違いが出てきます。

一般的なホイールはスチールかアルミを用いて製造されていますが、走りを極めたい人向けに、カーボンやマグネシウムを用いた高性能なホイールも存在します。ひとつずつチェックしていきましょう。

アルミホイール

引用元:https://www.rayswheels.co.jp/products/brand_detail.php?lang=ja&brand=WALTZ

ホイールの材質で、最も一般的なものがアルミホイールです。おそらく車のカスタムを楽しんでいる人がホイールと呼ぶとき、ほとんどがこのアルミホイールを指しています。材質の方を指して、単にアルミと呼ぶ人もいますね。

アルミホイールの特徴は、重量が軽い割に強度があること。そのため、バネ下重量(足回りの重さ)が運動性能を大きく左右するスポーツカーなどには、もはや必須ともいえるアイテムです。

また、加工がしやすいということも大きな特徴のひとつ。加工がしやすいからこそ、多種多様なスタイル・デザインのアルミホイールが販売されているのですね。

スチールホイール

引用元:http://www.mljinc.co.jp/product/daytona_ss/daytona_ss/

スチールホイールはアルミホイールと対をなす存在です。 鉄チンホイールなどと呼ばれることが多いです。材質が鉄なので、もちろん強度や耐久性は抜群です。ただし、その分重量があります。

そのため、走りに重きを置いた車の足元には、あまり向いていません。さらに、アルミホイールと比べ、加工がしにくいという欠点があります。そのため、デザインのバリエーションはあまり多くはないです。

ただし、スチールホイールには製造コストが安価という大きな魅力があります。軽自動車やコンパクトカーなど、車両価格の安い車の純正ホイールとして装着されることが多いです。

先ほどもお伝えしたように加工がしにくく、デザインにバリエーションがないので、ホイールキャップと組み合わせて装着されることが大半です。

スチールホイールの無骨なデザインを惹かれ、あえてアルミホイールではなく、スチールホイールをカスタムに用いる人も大勢います。

マグネシウムホイール

引用元:https://bbs-japan.co.jp/products/32/

最も一般的なアルミホイールよりもさらに軽量、高剛性を実現した、ハイパフォーマンスなホイールがマグネシウムホイールです。性能面に関しては、アルミホイールの完全上位互換と言っても過言ではありません。

フェラーリやランボルギーニなど、名立たるスーパーカーの純正ホイールとして装着されています。ただし、欠点として量産が難しく、製造コストが膨大という点が挙げられます。

販売価格が高価なため、純正ホイールとしては一部のハイパフォーマンスマシンに限られているのです。

また、アルミホイールと比べると加工が難しく、デザインのバリエーションが少ないという欠点もあります。ただし、一般向けとしては高価すぎて販売数が限られるので、あまりバリエーションを用意していないだけなのかもしれません。

カーボンホイール

引用元:https://response.jp/article/2017/08/22/298785.html

ホイールとしてのパフォーマンスを徹底的に追求した製品がカーボンホイールです。世界中の自動車メーカーを探しても、カーボンホイールを純正ホイールとして装着しているマシンは数えるほどしか存在していません。

ケーニグセグのアゲーラSが標準装備していたことで、大きな話題となったカーボンホイール。20インチ・12.5Jの大径かつリム幅の広いサイズにもかかわらず、その重量はたったの約6kg。

もちろん、強度もしっかりと確保したうえでこの軽さを実現しているのですから驚きです。ホイールは案外重たいものですが、カーボンホイールは片手で軽々持ち上げることができるような軽さとなります。

欠点という欠点はありませんが、強いて言うならば製造コストが高すぎること。アルミホイールよりもはるかに高価なマグネシウムホイールよりも、さらに高価なのだとか。一般人にはとても手が出るホイールではないですね。

それぞれのホイールの利点と欠点

それぞれのホイールの利点と欠点を比較してみました。

軽量性

それぞれのホイールを軽い順に並べるとこうなります。

カーボンホイール>マグネシウムホイール>アルミホイール>スチールホイール

同じホイールサイズで比較した場合、最も軽量なのはカーボンホイール、最も重いのはスチールホイールです。軽さに関して言えば、マグネシウムホイールも相当軽いですが、さすがにカーボンホイールには敵いません。

アルミホイールが上から3番目に位置していますが、決してアルミホイールが重いわけではなく、カーボンホイールとマグネシウムホイールがあまりに軽すぎるだけ。アルミホイールも種類によっては、軽量性を追求したモデルが多数あります。

剛性

それぞれのホイールを剛性(強度)が高い順に並べるとこうなります。

カーボンホイール>マグネシウムホイール≧スチールホイール≧アルミホイール

正直、剛性に関しては順番をつけることが難しいです。カーボンホイールが剛性面でトップなのは間違いありません。

一般的なアルミホイールやスチールホイールと比べると、マグネシウムホイールも十分すぎるほどの高剛性を確保していますが、耐久性に関しては、腐食や衝撃に弱いマグネシウムホイールよりもスチールホイールの方が上です。

同価格帯のマグネシウムホイールとアルミホイールを比較すると、アルミホイールの方が高剛性という話もあります。剛性に関しては、材質よりも製造方法やコストによって大きく左右されそうです。

加工のしやすさ

それぞれのホイールを加工がしやすい順に並べるとこうなります。

アルミホイール>カーボンホイール≧マグネシウムホイール>スチールホイール

加工のしやすさにおいて、アルミホイールの右に出るものはいません。もちろん、製造コストをかければアルミホイール以外のホイールも、アルミホイールと同様の加工を施すことができるでしょう。

ですが、容易さで言えば、間違いなくアルミホイールがNo.1です。アルミホイール以外も加工ができなくはありませんが、それなりにコストがかかってしまいます。

製造コスト

それぞれのホイールの製造コストが高い順に並べるとこうなります。

カーボンホイール>マグネシウムホイール>アルミホイール>スチールホイール

カーボンホイールはもはや特注品のようなもの。製造コストが高いのは当たり前だと言えるでしょう。マグネシウムホイールは市販化されているものの、製造コストが高い=販売価格が高いので、普及しているとは言えません。

その点、アルミホイールやスチールホイールは多くの自動車メーカーが純正ホイールとして採用しています。また、 販売価格を安く設定できるので大勢のカスタムユーザーに親しまれています。

ホイールの種類:スタイル別

続いてホイールのスタイルを解説していきます。ホイールのデザインには大きく分けて四つのスタイルがあります。その中で圧倒的な知名度と人気を誇るのがスポークホイールとメッシュホイールです。

これらのスタイルは性能面を高く追求したものもあれば、デザイン性を重視したものまで、幅広いバリエーションがあります。そして、スポークホイールとメッシュホイールには劣るものの、根強いファンを獲得しているのがディッシュホイールとデイトナホイールです。

これらのスタイルは性能面をある程度スポイルして、そのぶんデザイン性を重視しているものが多いです。ひとつずつチェックしていきましょう。

スポークホイール

引用元:https://www.rayswheels.co.jp/products/brand_detail.php?lang=ja&brand=VOLK

ホイールのスタイルで、最も一般的なものがスポークホイールです。ホイールの中心(ディスク部)からアウターリムに向かって、細長いスポークが何本も伸びているホイールのことを指します。

ホイールとしては最もオーソドックスな形状なので、 純正ホイールのデザインとしても採用されています。親しみを感じる方もいるかもしれませんね。

スポークホイールは性能面を重視したモデルが多く、スポーツカーなど走行性能に重きを置いた車に好んで装着されることが多いです。

フィンホイール

引用元:http://www.crimson-inc.co.jp/wheel/all.php

スポークホイールは基本的に5~10本前後のスポークで構成されています。スポークの数が多く、スポークとスポークの間隔が狭くなっているタイプをフィンホイールと呼びます。

フィンホイールは分類上、スポークホイールに該当しますが、スポークホイールではあまり見られない、ユーロテイストを感じさせる繊細な表現が特徴です。

メッシュホイール

引用元:https://bbs-japan.co.jp/products/1104/

スポークホイールと人気を二分しているスタイルがメッシュホイールです。スポークホイールのものよりもさらに細いスポークが織り交ざり、網目状(メッシュ)のデザインになっているものを指します。

昨今はスポークの先が枝分かれしたクロススポークデザインを採用しているものも、メッシュホイールと呼ぶことがありますが、これをスポークホイールと呼ぶかメッシュホイールと呼ぶかは、メーカーやユーザーの判断によりけりです。

メッシュホイールもスポークホイールと同様、性能面を追求したものからデザイン性を重視したものまで、非常に幅広いモデルが存在しています。

ディッシュホイール

引用元:http://www.mljinc.co.jp/product/hyperion/

スポークホイールやメッシュホイールのようなスポークが見られない、またはスポークが短いものをディッシュホイールと呼びます。ホイールの大半を占めるディスク部がお皿のように見えることから、そう名付けられました。

ディッシュホイールは重量があるため、ホイールとしての性能を追求しているモデルはそう多くはありません。その代わり、デザインにこだわっているモデルが非常に多く、キュートなものからド派手でちょっとやんちゃなものまで存在しています。

ホイールのデザインの都合で迫力のあるものが多いため、プレミアムセダンやミニバンなど、ボディサイズが大きな車に装着されることが多いです。

デイトナホイール

引用元:http://www.mljinc.co.jp/product/daytona_ss/daytona_ss/

北米で開催されているストックカーレース「NASCAR」。このレースに参戦するマシンのホイールはスチールホイールでなければならないと、レギュレーションで定められています。

そんな「NASCAR」に参戦するマシンのホイールをモチーフにしたのが、デイトナホイールです。デザイン自体は単調なものが多く、スタイリッシュとは無縁の存在ですが、だからこそ味があります。

また、ホワイトレタータイヤと組み合わせることで、足元がグッと引き締まるという特徴も。本来はデイトナホイール=スチールホイールですが、デイトナ風のデザインを採用したアルミホイールなども存在しています。

ホイールの種類:大きさ/サイズ別

最後はホイールの種類を大きさ/サイズ別に解説します。ホイールはただ装着すればいいというものではありません。自分の愛車にマッチするホイールサイズを吟味して、サイズによっては実際に装着可能かどうかを判断する必要があります。

同じデザインのホイールでも、ホイールサイズが少し違うだけで、迫力や雰囲気が大きく変わってくるのです。実際にホイールを試着する機会はなかなかないので、ホイールサイズについてはじっくりと検討を重ねてください。

今回はリム幅などは考慮せず、単純にインチごとの違いについて解説していきたいと思います。

純正インチ

車を新車で購入したときに標準装備されているホイールのインチサイズのことを、ここでは純正インチと呼びます。純正インチは車種によってまちまちで、一般的には軽自動車には13インチから15インチ、コンパクトカーには15インチから17インチあたりが装着されていることが多いです。

純正インチのホイールはスタイリングを損なうことなく、乗り心地や走行性能が確保されており、最もバランスがいいサイズだと言えるでしょう。 ただし、今後カスタムカーとして仕上げていくことを考えると、物足りなさは否めません。やはりインチアップした方が迫力が増し、 カッコよくなります。

インチアップ

タイヤの外径をできるだけ変更しないまま、純正ホイールの外径サイズを大きくすることをインチアップと言います。車の足元がぐっと引き締まり、握力が増すので、車のカスタムを楽しむならを早欠かせないと言っても過言ではありません。

例外はありますが、基本的には純正インチから1~2インチ大きくするのが定番です。こだわりのあるカスタムユーザーは3~4インチものインチアップに挑戦しますが、車のカスタム初心者ならば、まずは1~2インチアップくらいに留めておいた方がいいでしょう。

見た目が抜群にかっこよくなるインチアップですが、もちろんデメリットもあります。具体的には、乗り心地の悪化や静粛性の低下です。

また、過度なインチアップをするとタイヤ自体の外径が変わってしまうので、フェンダーやサスペンションなどに、タイヤやホイールが干渉してしまう恐れがあります。

1~2インチ程度のインチアップならば、走行性能が高くなるというメリットもあります。ただし、過度なインチアップを施してしまうと、見た目の良さ以外はデメリットばかりなので、自己責任で行ってください。

インチダウン

ホイールの外径サイズを大きくするインチアップに対し、ホイールの外径サイズを小さくするのがインチダウンです。こちらにもメリット、デメリットがあります。インチダウンすることで、乗り心地や静粛性、燃費性能の向上などが期待できます。

ただし、好みにもよりますが、見た目に関しては悪くなってしまうことが多いです。

純正インチからさらにインチダウンする機会はそれほどないと思いますが、過度なインチアップのデメリットを身をもって経験した人が、それを軽減するためにインチダウンを施すことはあるかもしれませんね。

現状のインチに満足していても、燃費性能や乗り心地を高めたいという理由で、インチダウンするというのもひとつの手だと思います。すでにインチアップしている場合は、1インチ程度インチダウンしたところで、スタイリングが大幅に悪化してしまうということはありません。

逆に全体的なバランスが良くなって、さらにカッコよくなるということも十分に考えられるでしょう。

まとめ

ホイールの種類を材質別、スタイル別、大きさ/サイズ別に徹底解説しましたが、いかがだったでしょうか?

ホイールに関する知識を頭に入れたことで、ますますホイールがほしくなった人もいるでしょう。実際に車用品店やカーショップ、タイヤショップに足を運ぶことで、自分の好きなホイールのイメージが膨らんでいきます。

昨今はインターネットでホイールを購入しているという人が多いですが、やはり画像と現物では印象が大きく異なりますし、ショップのスタッフからアドバイスを受けることもあるでしょう。

特に車のカスタム初心者は、できる限り実際にショップに足を運んでみることをオススメします。

まだどんなホイールがほしいか、イメージがあまり定まっていない場合は、CARTUNE上のカスタム事例を参考にしてみてください。きっとあなたがほしいホイールが見つかるはずです。

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