ブレーキオイル交換とは?交換時期や作業方法について編集部が徹底解説!

2018年03月15日 (更新:2018年05月23日)

ブレーキオイル交換とは?交換時期や作業方法について編集部が徹底解説!

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ブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換は安全に車を走らせるために必要不可欠です。定期的にエア抜きしましょう!今回はそんなブレーキオイルの役割や交換方法をわかりやすく解説します!

ブレーキオイル(ブレーキフルード)とは

ブレーキオイル(ブレーキフルード)とは自動車の油圧式ブレーキで用いられる液体のことです。主成分はグリコール系であることがほとんどです。ドライバーがペダルを踏むとタンク内のブレーキオイルがマスターシリンダーやブレーキホースを通ってキャリパーまで運ばれ、ピストンを押し出しブレーキを効かせます。ブレーキオイルは吸湿性があり、かつ圧力や高温にさらされているため劣化が進みます。そのため定期的な交換が必要とされています。

引用元:CARTUNE
ブレーキフルードはこまめに交換しましょう

ブレーキオイルの規格

ブレーキオイルの性能を示すものとして一般的なのがDOT規格です。沸点や粘度、ph値の違いによって分類されます。スポーツ走行するとブレーキパッドは300℃以上の熱を持ちます。その熱がブレーキキャリパーを介してブレーキフルードに伝わるため、沸点の低いものを使っているとブレーキオイルが沸騰してペーパーロック現象が起こりブレーキが効かなくなります。サーキットではDOT4以上のものを使用しましょう。

DOT規格

DOT3、4、5、5.1の4種類があります。DOT3はドライ沸点205℃以上・ウエット沸点140℃以上、DOT4はドライ沸点230℃以上・ウエット沸点155℃以上、DOT5.1はドライ沸点260℃以上・ウエット沸点180℃以上となっています。DOT5は主成分がシリコンとなっています。レース用等で一部DOT規格に対応していないものも市販されていますが、そうしたブレーキオイルは部品の腐食を早めるため、公道で使用することはおすすめしません。

ブレーキオイルの交換時期

ブレーキオイルは吸湿性があるため経年劣化します。一般道のみ走行する場合DOT3は1年、DOT4以上のものは車検ごとに交換するようにしましょう。山道などでブレーキを酷使するような走行をする場合は最低でも半年に1度、サーキットで走行会に参加する場合は毎回交換しましょう。

引用元:CARTUNE
サーキット走行をされる方はDOT4以上の規格のものをお勧めします。

ブレーキオイル交換に必要なもの

ガレージジャッキとリジッドラック

車をジャッキアップし固定するために必要なツールです。ブレーキオイルを交換するためには4輪共ジャッキアップしなければなりません。水平な場所で作業しましょう。

十字レンチとトルクレンチ

タイヤの脱着に必要なツールです。タイヤを取り付ける際はトルクレンチを使ってナットを規定トルクで締め付けましょう。

メガネレンチまたはフレアナットレンチ

古いブレーキオイルを排出するブリーダープラグの開閉に必要なツールです。スパナはネジ山を痛めてしまうので使用を控えましょう。

ワンマンブリーダー

ワンマンブリーダーは1人でブレーキオイル交換(エア抜き)する際に必要なツールです。フルード内のエアを真空引きしてくれる優れものです。ホースをブリーダープラグに取り付け使用します。

引用元:CARTUNE
道具を揃えたら準備万端!

ブレーキオイル交換の仕方

車をジャッキアップしてリジッドラックで固定したら、タイヤを外して作業開始です!

マスターシリンダーの位置を把握する

右ハンドルの国産車であればほとんどの場合マスターシリンダーは運転席正面のエンジンルームに取り付けられています。本体上部にブレーキオイルのタンクがあります。そこに新油を継ぎ足しながら作業します。液面が下がりすぎるとブレーキシステムに空気が混入しエア抜きが面倒になります。常に液面をMAX~MIN表示の間にキープすることを心掛けましょう。

引用元:CARTUNE
車種によっては他車のマスターシリンダーを流用することも可能です。

ブリーダープラグにホースを取り付ける

作業はマスターシリンダーから遠い場所(マスターシリンダーが車体右前側に取り付けられている場合は左後輪)からスタートします。ブリーダープラグの保護キャップを取り外したらホースをしっかり取り付けます。準備ができたらメガネレンチまたはフレアナットレンチでプラグを緩めます。

引用元:CARTUNE
ペダルの踏み終わりと同時にブリーダープラグを締める人がいればワンマンブリーダーは必要ありません。

ブレーキペダルを踏む

ブリーダープラグを緩めたらブレーキペダルを踏み、古いブレーキオイルを排出させます。踏んだ分だけタンクからブレーキオイルが減っていきますので適宜補充します。ブリーダープラグから気泡を含まない新しい透明なブレーキオイルが出てくるようになったら交換(エア抜き)完了です。最後にブリーダープラグをきちんと締めるのを忘れないようにしましょう。この作業を4回(左後輪→右後輪→左前輪→右前輪)繰り返します。念を入れてもう1周繰り返すと安心です。

最終チェック

交換が終了したらエンジンをかけてブレーキペダルの踏み応えや踏み代は正常か、ブレーキオイルの漏れはないか確認します。異状がなければタイヤを取り付けジャッキダウンして作業終了です!走り出してからも直線道路で軽くブレーキを踏んできちんと効くか確認しましょう。

引用元:CARTUNE
作業する際はウマ(リジッドラック)を使用しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。ブレーキオイルは自動車の安全に直結する重要なものです。交換作業に自信がない方はプロに任せることをお勧めします。日常的にブレーキオイルの液量を点検することを心掛けましょう!