走り好きを沸かせたホットハッチを振り返る!ホットハッチの新定番・スイフトスポーツ編

2018年03月16日 (更新:2018年05月23日)

走り好きを沸かせたホットハッチを振り返る!ホットハッチの新定番・スイフトスポーツ編

labelスイフトスポーツ

実用性と経済性、そしてとびきりのスポーティさを兼ね備え、様々な世代の走り好きたちを沸かせ続けてきたホットハッチ達。今回はそんなホットハッチの中でも、今や走り好きの定番車種の一台となったスイフトスポーツについて振り返ります。

スイフトスポーツってどんなクルマ?

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザー迷い猫さんが投稿された東海スイフトミーティングの様子。初代HT81Sから最新のZC33Sまでずらりと並んでいます。

スズキの世界戦略向けコンパクトカー、スイフト。そのスイフトに初代から設定され続けるスポーツグレードがスイフトスポーツ、通称スイスポです。ノーマルのスイフトに専用のエンジンや足回りを与えることで標準車とは別物のスポーツマシンに仕上げられた歴代スイスポは、その安価な価格設定もあって、旧来のコンパクトスポーツカーに代わる新時代の走りの定番車種として若いユーザーを中心に人気を集めています。

安価でも本格派!HT81S型初代スイフトスポーツ

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーtoさんのHT81S型スイフトスポーツ。希少なブルーイッシュブラックパールのHT81Sです。

79万円からという驚きの価格設定で話題となったコンパクトカー、スイフトに「スポーツ」が追加されたのは2003年のこと。ジュニアWRC出場車をイメージしたこのクルマは、標準車では欧州仕様にのみ設定されていた3ドアボディにオーバーフェンダーや大型リアスポイラーなどのエアロパーツをまとい、専用チューニングが施され最高出力115PSを発揮するM15A型エンジンを搭載、クロスミッションやスポーティなサスペンションを純正採用し、さらにボディ下部にはパフォーマンスロッドを装備、レカロシートまで奢られた本格ホットハッチでありながら、他のコンパクトカーの標準車並みの119万円という価格設定がされていました。この低価格さとスポーティさの両立ぶりから初代HT81S型スイフトスポーツは隠れた人気車種となり、製造期間が僅か2年と短かったために生産台数自体は1000台前後と少ないですが、現在でも比較的多くの社外パーツがリリースされています。また、現在の中古車相場もこの手のライトウェイトホットハッチとしては非常に低く(なんと10万円代の中古車もあり)、現在日本で最も安く手に入る本格スポーツマシンの一台と言えます。

大きくレベルアップした2代目!「本能を挑発する」ZC31S型2代目スイフトスポーツ

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーQuaxさんのZC31S型スイフトスポーツ。HT81S型から先日乗り換えられたそうです。

軽自動車を除くスズキの小型車としてはほぼ初めて専用プラットフォームを採用し、内外装のデザインから走行性能に至るまで、すべてを格段にレベルアップさせて登場した2代目スイフト。そのスイフトに2005年に追加されたのが2代目ZC31S型スイフトスポーツです。排気量をジュニアWRCの規定と同じ1600ccに拡大し、先代比+10PSの最高出力125PSを発揮するM16A型エンジンを搭載する他、2本出しマフラーを装着するために専用設計されたフロアに5穴化されたハブ、4輪ディスクブレーキなどスポーツ専用となる部分も多く、ベース車の進化も相まって格段にその実力を向上させたZC31S型は、走り好きから初代を軽く上回るほどの大きな支持を得ました。2007年にはトランスミッションをさらにクロス化し、レッドゾーンを引き上げ、またサスペンションチューニングを変更するなどの変更を伴ったマイナーチェンジを行い、その走りの質をさらに高めました。ちなみに国内向けには5ドアモデルのみが用意されましたが、欧州市場向けには3ドアモデルも製造されていました。

正常進化の3代目!「理性なんて、置いてこい」ZC32S型3代目スイフトスポーツ

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーじーじょ32SさんのZC32S型スイフトスポーツ。ヘッドライトを社外品に変更されています。

先代の好評っぷりを受け、スイフトスポーツはベース車となるスイフト同様、先代の魅力を維持しながらも各部のブラッシュアップを図る形でモデルチェンジを行いました。そして誕生した3代目ZC32S型スイフトスポーツは、基本構造こそ先代と同じながら可変吸気システム等の採用により最高出力136PSを実現した改良型M16Aエンジンを搭載し、またバネ下重量の低減によりボディを拡大しながらも先代比−10kg(MTモデル)の軽量化を実現するなどして先代型を大きく上回る運動性能を手に入れました。一方で、この型のスイフトから標準車とスポーツの間に位置するモデルとして、標準車よりも減衰力を高めたダンパーや欧州仕様と同じタイヤ、エアロパーツ等を装備した「RS」グレードも導入され、「スポーティなスイフト」の間口が広げられました。

ターボエンジンを搭載!「スズキ ザ・スポーツ」ZC33S型4代目スイフトスポーツ

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーhikoasisさんのZC33S型スイフトスポーツ。ホイール以外外装はノーマルです。

2016年、スイフトシリーズはモデルチェンジを受け、4世代目へと進化します。このモデルチェンジは新世代型プラットフォームHEARTECTの採用や、歴代初のマイルドハイブリッドシステムの搭載などを伴った初代から2代目へのモデルチェンジ以来のビッグチェンジでした。そしてその翌年、大きな期待を背負って4代目ZC33S型スイフトスポーツはデビューします。ZC33Sの一番のトピックはやはり歴代スイスポ初のターボエンジンの採用でしょう。これはエスクードに搭載されたものをベースにハイオク仕様化し、また各種制御の最適化を行うことで、主に低速トルクの向上を図ったK14C型「ブースタージェットエンジン」と呼ばれるもので、最高出力・最大トルクともに歴代最強スペックを誇っています。また、HEARTECTの採用により大幅な軽量化に成功し、なんと1トンを下回る車両重量を実現したことも大きなニュースです。一方で標準車とは異なるワイドボディを採用したことでボディは拡大し、国内向けスイフトとしては初の3ナンバーボディとなりました。2代目以降のコンセプトを引き継ぎながら、各部分の大幅な改良により、より高性能に、そしてより過激に進化したZC33Sは多くのクルマ好きの心を掴み、発売直後から多くのバックオーダーを抱えるほどの人気モデルとなっています。

終わりに

いかがでしたでしょうか。スイフトスポーツは中古車でも新車でも、今日本で手に入る最高のホットハッチの一台です。是非皆さんもCARTUNEで国産ホットハッチの定番、スイフトスポーツのカスタムを探したり、投稿してみてください。