ツライチへの必需品!ホイールスペーサー・ワイドトレッドスペーサーについて徹底解説! | CARTUNEマガジン
ツライチへの必需品!ホイールスペーサー・ワイドトレッドスペーサーについて徹底解説!

2019年09月03日 (更新:2020年08月06日)

ツライチへの必需品!ホイールスペーサー・ワイドトレッドスペーサーについて徹底解説!

ホイールをもう少し外に出したい!そう考えるユーザーは多いのではないでしょうか。しかしホイールオフセットを合わせ、ホイールを新調するほどではない。そういう方にはホイールスペーサーがおすすめです。しかしホイールスペーサーにはメリットもあればデメリットも存在します。今回はホイールスペーサーについて解説させていただきます。

ホイールスペーサーとは?

ホイールスペーサーとは、ハブボルトにかませて使用するスペーサーのことです。ホイールスペーサーをかませるとホイールをより外に出せるため、車のトレッドが広がります。

多くの純正ホイールを装着した車はホイールが車体の内側に引っ込んでいます。でも車体に引っ込んだタイヤを出してツライチにしたい人も多いですよね。しかしホイールは高価!また現在のホイールが気に入っていて変えたくないという人には、スペーサーを装着することがおすすめです。

ホイールスペーサーを装着することで得られるものは見た目だけではありません。スペーサーによりトレッドを広げることで、車体の安定性を向上し、ロールを抑えることができます。

引用元:https://cartune.me/notes/M76ztXPvkY

上記の画像はCARTUNEユーザー91君のトヨタ・スターレットのものです。ホイールスペーサーだけでなく、ワイドトレッドスペーサーも装着し、更にトレッドを広げていますね。

ホイールスペーサーの種類

ホイールスペーサーにも様々な形状や大きさがあります。ここではホイールスペーサーの種類について解説します。

ホイールスペーサーの厚さ

ホイールスペーサーには様々な厚さがあります。上記の画像のは上から3mm、5mm 、7mm、10mmです。10mmを超えるホイールスペーサーはあまり使用しません。その場合は後述のワイドトレッドスペーサーを使用するからです。また車種にもよりますが、5mmを超えてくるとハブボルトを、ロングハブボルトといって、長いものに打ち換える必要が出てきます。なぜならあまりにもスペーサーをかませると、ホイールナットのかみが浅くなってしまいとても危険だからです。ホイールスペーサーはこのようにトレッドを少し外に出すのに最適なパーツです。

10mm以上トレッドを広げるためのワイドトレッドスペーサー

10mm以上トレッドを広げるためにはどうすればいいのでしょうか。10mmを超える幅の延長をする場合、ワイドトレッドスペーサーを使用します。ホイールスペーサーと異なり、ワイドドレッドスペーサーは純正のハブボルトにはめ、専用ナットで固定します。ワイドトレッドスペーサーにも厚さがあります。薄いものは15㎜から、厚いものは50mmを超えるものまであります。

またpcdやハブボルトの本数を変換してくれる変換スペーサーもワイドトレッドスペーサーの一種です。変換スペーサーを使用することで、例えば4穴PCD100のハブボルトを5穴PCD114.3に変更することができます。

ホイールスペーサーのメリット・デメリット

ホイールスペーサーのメリット

トレッドを広げることにより、ホイールをより外側に出すことができます。ツライチを目指している人は、ホイールオフセットをあまり気にしなくてもよくなるので、ホイール選択の幅が広がります。車の性能面では、トレッドを広げることで車の安定性を向上させ、ロールを抑えます。また前後どちらかのトレッドを広くすることで、車のアンダー特性やオーバー特性を変えていくことができます。

ホイールスペーサーのデメリット

ホイールスペーサーのデメリットとしては、純正状態に比べ、強度に不安があるということです。普段の街乗り程度ではそれほど問題ありません。しかし、幅が広く、純正ハブボルトに負荷がかかりやすいスペーサーをかまし、激しいスポーツ走行をした場合は危険な場合があります。もしスポーツ走行をする場合は、強度の強い競技用のワイドトレッドスペーサーを選ぶようにしましょう。

取り付け時の注意点

せっかくホイールスペーサーをかませるなら自分で装着してみたいですよね。ここではホイールスペーサー、ワイドトレッドスペーサーを自分で装着する際の注意点を記述します。

ホイールスペーサー

ホイールスペーサーで注意しないといけないのは、ハブボルトを打ち換えるかどうかです。もし打ち換える必要があるならば、ハブナックルを車体から切り離し、圧入機を使用してハブを脱着するのが一般的です。やり方は車種によって異なるので、整備書を参照して自分でやる、またはディラーや整備工場にハブの圧入を依頼すると良いでしょう。ハブボルトさえ適合すれば、ホイールスペーサーをかますだけなので、特に注意する項目はありません。

ワイドトレッドスペーサー

ワイドトレッドスペーサーで注意すべきは純正ボルトの逃げがホイールにあるかどうかです。上記のようにワイドトレッドスペーサーや車種によっては純正のボルトが突き出してしまう場合があります。そうした際、ホイールに「逃げ」の穴が存在していないと、ホイールに純正ボルトが干渉し、うまくホイールをつけることができません。

このようなとき一般的に行われるのはショートハブボルトに打ち換えるということです。また人によってはグラインダーで純正ボルトを短く切断する人もいます。

終わりに

ホイールスペーサーは、車の性能や見た目を大きく変化させることができます。またそれほど高価なものでもないので、気軽につけたり外すことが可能です。愛車のトレッドが気になっている人は、一度装着してみてはいかがでしょうか。

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